スイス籍のロスクレネルゴ(RosUkrEnergo)の05年度収益が213億6800万ルーブル(7億9600万ドル)であったことがガスプロムの財務レポートで明らかになった。
ロスクレネルゴは昨年1211億ルーブルの売り上げを計上した。
05年1-9月期の同社の収益は、売り上げが834億ルーブルであったことに対し143億ルーブルを計上している。第4四半期単独では売り上げ高377億ルーブルに対し収益は71億ルーブルを稼ぎ出した。
昨年1年間にガスプロムはロスクレネルゴに対し166億立方メートル(306億ルーブル)の天然ガスをロシア産ガスを1000立方メートルあたり平均80〜93ドル、アジア産ガスを44ドルでそれぞれ販売した。
また、昨年7月にはウクライナに貯蔵する天然ガスを1000立方メートルあたり150ドルでロスクレネルゴに売却している。
ロスクレネルゴの株主には、半数の50%を露ガスプロム、残りの50%を蘭ライファイセンインベストがCentragas Holdingから信託を受けて株式を管理している。
Centragas Holdingにはウクライナ人ビジネスマンのDmitriy Firtash氏とIvan Fursin氏が株主となっており、それぞれがロスクレネルゴ株40%と10%を保有する。
露プーチン大統領が6日英BBC主催のテレビ生討論会の場で、視聴者からの質問に直接答える場面が放送された。
同大統領に質問をぶつけたロンドンっ子は、『ロシアが将来的に欧州向けの天然ガスの供給を止めることがあるか否か』を質問し、大統領は返す刀で『あなたのネックレスは幾らですか』と質問を返した。視聴者からの『数百ポンドです』との回答に、プーチン大統領は、『もし私があなたのネックレスを1ルーブルで譲ってくれますかと聞いたら、売ってくれますか』とすぐさま質問し、今年年初から欧州各国で懸念された天然ガス問題の原因を示唆するやり取りが交わされた。
プーチン大統領は、ウクライナがクレームを入れたロシアのガス価格値上げへ動きに対し、4倍に価格を引き上げても欧州諸国よりまだ安いと元々の極端な安価で提供してきたことの方が問題だとこれまでロシアの国益が長い間不当に搾取されてきたと伝えることに終始した。
イギリスの大手石油会社BPを筆頭に中国の中国石油天然气集団公司、マレーシアのペトロナスなどがロスネフチの株式取得が確実となってきた。
ロスネフチでは公募価格を高値に設定したことで既に公募が殺到していることもありIPOでは116億ドルを調達すると見られている。
公募期間もこれまでより2日伸ばした7月12日を締め切りとしていることで、最大限に公募期間を利用することが鮮明となっている。
英BPでは株式取得価格が高値であったことや事業戦略の欠如などがあるとしながらも株式取得は間違いないと見られ、同社関係筋からも株式取得はほぼ決定的だとの声が聞こえてくる。
西側企業やアジア企業の多くがクレムリンとの関係強化に向けて今回のIPOに参加することが確実で、収益などを度外視して株式を取得することになる。
キプロスに登記するFrontdealが鉄鋼大手のセベスタル社株39.258%を買収したことをセベスタルが6日明らかにした。
これまでにFrontdealによるセベスタル株の取得はなく、初めての株式取得となり、同じくしてUnifirm Ltdでも保有株式をこれまでの9.86%から16.63%にまで引き上げている。
大株主であったCapitalの持ち株数が66.22%から25%まで引き下げらており、その内の14.2%をAlgoritmが買収した。
Frontdeal Ltd.による3億6541万3374株の取得はセベスタルの株主にも既に承認されており、総額で1172億200万ルーブルが支払われたと見られている。
大手銀行の一角Vneshtorgbank(VTB)は6日、06年上半期の総収益が86億ルーブルとなったことを発表した。
6月期の総収益は39億ルーブルに上り、1-5月期の47億5000万ルーブルに迫る収益を記録した。