LETAによると、ラトビア銀行は増税には反対の姿勢だと広報を通してIlmars Rimsevics総裁が明らかにした。
Rimsevics総裁の言葉は、増税は何ら経済発展に寄与せず、増税による税収も今以上に増えるとは思えないと政府の増税姿勢を批判する内容となっている。
ラトビアでは、来年から増税圧力が高まり、特に所得税と固定資産税が増税されることが決定している。
ラトビア政府は、IMFなどの国際機関との支援合意に基づき、所得税は累進課税となり、キャピタルゲインへも10%の課税がなされることになっている。
ELTAによると、リトアニア政府は事務局長等局長レベルの職務者を大幅に削減する事を決めたと報じている。
削減されるのは54人に上るという。
現在、264あるポストは、今後210まで減らされることになる。
ポストをなくした者は今後他の機関に移籍する予定だという。
ERRによると、Swedbankのエストニア法人がこの第2四半期に3億7200万クローン(約31億6200万円)の損失を計上したという。
同行の歳入は同期間中3.7%減少し、営業経費は2.1%削減した。
融資残高も1.9%減とった一方で預貯金は0.3%の微増となった。
同行のPriit Perens代表は、上半期の損失総額は昨年第4四半期の収益を下回るものでそれ程大きなインパクトはないと述べている。
Swedbankは、この第1四半期にも2億9700万クローン(約25億2450万円)の損失を計上していた。
バルト3国最大の旅客船会社AS Tallink Gruppがカーゴ事業の収益が激減したことと対スウェーデン・クローナでクローン高となったことを受けて、5月31日までの3ヶ月間に損失が大きく拡大したと米ブルームバーグが伝えた。
損失額は2億6980万クローン(約22億9400万円)に上り、昨年の3420万クローン(約2億9000万円)の黒字から大きく収益を落としてしまっている。
売上高は6%減の27億5000万クローン(約233億7500万円)であった。
同社では今年当初は黒字を見通していたが、通年でも赤字となる見込みと見通しを下方修正する可能性を示唆している。
また、同社では経営陣の給与カットを行うといい、カット率は20%に上るという。
LETAによると、Valdis Zatlers大統領はValdis Dombrovskis首相との会談の場で、多くのラトビア製の商品の質、競争力などは十分な水準にあり、もっと自信を持つようにしなければならない示唆したという。
大統領は、多くのラトビア人は何が自国製品なのかも知らず、例えば最大のポリウッドシートはここラトビアで作られており、また、ラトビア鉄道はカーゴ輸送量では欧州で第4位の規模を誇ること、そしてロールスロイス製の船舶向けプロペラがラトビアで作られていることなどは全く知られていないだろうなどと述べている。