リトアニア政府は19日、露石油会社ユコスが保有するリトアニアの製油会社マゼイキウ・ナフタ株53.7%の取得にTNK-BPに最優先交渉権を与える事を決定した。今後は、内閣府での承認を受けることになる。
政府では、先ずTNK-BPとの間で正式な買収交渉を持つとしているが、これがそのまま他社に買収チャンスが閉ざされるわけではないと示唆している。
TNK-BPでは、ユコスがマゼイキウ株放出に10億ドルを要求していることを明らかにしており、ユコスとしても株式の売却には前向きな姿勢を示している。
エストニア最大の織物メーカーBaltex 2000が破綻寸前に追い込まれている。地元紙アリパエブでは、同社の将来は、主要取引銀行ハンサバンクの判断にかかっていると紹介してる。
同社CEOであるMeelis Virkebau氏によると、同社は税金の滞納と電力会社Eesti Energiaへの支払いが滞っていると言う。同社の債務高は、現在、1億2500万EEKに達しており、その内の1億200万EEKを年内に支払わなければならない。
同社の売上は、年間2億5000万EEKの規模にある。
9月期のラトビアの失業率が8月期の7.8%から7.7%に低下した。国立労務局によると、9月30日付けで、失業を登録したのは8万1889人で、8月末から1456人の増加となった。失業者で1年以上失業しているのは、2万2231人にも上っている。
首都リガの失業率は、国内最低となる4.5%の水準で、昨年からの変化はなかった。ラトビア東部地域での失業率は国内最高の失業率を記録しており、Ludzaの失業率は27.9%、Rezekne25.8%、Balvi23.4%などとなっている。
大手行の一角NORD/LB Lietuvaが監査前としながらも05年1-9月期の収益が3010万LTLに達したことを13日発表した。
収益額は昨年より2604万LTL高い水準となった。同行では、今年最後の四半期となる10-12月期には、よりリテール部門に集中するとし、顧客の満足度を挙げていくことを目標にサービス重視の営業を進めるとしている。
アイルランドの欧州大手格安航空ライアン航空(Ryanair)が04年10月31日以来就航を始めたリガ路線で、搭乗客数が30万人を突破したことを12日発表した。
同社は、リガからはロンドン、タンペレ、ストックホルム、フランクフルト、リバプールなどへ就航している。
また、同社では、今回の30万人搭乗者記念として、リガからストックホルムおよびタンペレへの航空券を期間限定で0.01LVLで販売することを決めている。