ロシアで天然ガス市場を独占するガスプロムは1日、06年上半期の連結決算で収益が1770億630万ルーブルに達したことを発表した。
ガスプロムの収益幅は昨年同期の884億4600万ルーブルからほぼ倍増となる好決算となった。
ロシア最大の民営石油会社ルクオイルは31日、第2四半期の収益が昨年同期比で38.14%減の137億5200万ルーブル(約5億1180万ドル)となったことを発表した。
収益減は、販売経費の拡大や製油費用などが重く圧し掛かったと説明している。
同社資産は、6月30日の時点で5308億700万ルーブル(約197億5000万ドル)となり、3月31日時点の3992億4300万ルーブル(約148億6000万ドル)からは32.95%拡大した。
鉄鋼大手のセベスタルが06年第2四半期の収益を発表し、7.91%減の79億9100万ルーブル(約2億9737万ドル)となった。第1四半期には昨年同期より44.4%の大幅減となる56億7600万ルーブル、05年第4四半期からは36.7%減であったことから、同社の収益は急激に減少し続けている。
売上げ高は、第1四半期に昨年同期比で12.4%増となる321億5200万ルーブルにまで拡大していた。
ロシア最大の鉄鋼会社である同社の収益規模は注目を浴びるが、05年度も収益は13.3%前年期比で減少しており、昨年は343億1200万ルーブルの収益に留まった。
世界第2位の鉄鋼会社アルセロールとの合併が一度は明らかになったが、6月には早々と合併は破談した。
モスクワ銀行間為替取引所(MICEX)は28日、06年第2四半期に第1四半期から40.93%増となる6970万7000ルーブルの収益を計上したことを発表した。
第2四半期の収益が確定したことで、今年の上半期に既に昨年通年で獲得した利益を23%も上回る1億1917万ルーブルの利益を稼ぎ出すことに成功した。
収益増の背景は、取引額が拡大したことや取引サービスからの売上げが増加したことなどが挙げられる。MICEXで取引される取引総額は第2四半期だけで25.08%増加した3億7967万8000ルーブルに達している。
MICEX証券市場の05年度の収益は9704万5000ルーブルであった。
SOK Groupがトリアッティ(Togliatti)に外資と共にジョイントベンチャーを立ち上げLada Kalina向けに年間25万個のシートベルトを生産する計画であることを27日明らかにした。
同社では生産用に全工程を要する工場を建設する予定で、将来的にはロシア、海外メーカー用に製品を提供していきたいとしている。
ジョイントベンチャー計画は、これまでにグループ傘下のZAO VAZinterServis(VIS)によってAvtoVAZの向けとしてLada Kalina用のシートコンポーネント用品を供給することで計画されてきた。