Kamazグループは3日、06年第1四半期の期決算を発表し、損失額が昨年同期比で25%も拡大したと明らかにした。
第1四半期だけで同社の損失総額は3億5117万9000ルーブルにまで拡大した。昨年同期の損失総額は2億8146万ルーブルであった。
ロシア鉄鋼最大手のセベスタルの株式公開(IPO)に米シティグループが幹事となることが決定したと同グループが示唆している。
セベスタルではこの秋にもロンドン証券市場で株式公開を計画する。株式公開では発行株式総数の10%を売買すると見られ、もしIPOに成功すれば同社の株式資本価値は120億ドルにも達すると試算されている。
スラブネフチの06年第2四半期の収益額が昨年同期比で21.5%増の93億7000万ルーブル(約3億5000万ドル)となったことが3日発表された。
同社では、収益増の背景は、子会社の昨年度分配当が大きく寄与したことになるとしている。
メディア大手のRBCがモスクワ仲裁裁判所へ大手日刊紙のべドモスティを著作権侵害があったとして訴訟を起こしたことが2日明らかになった。
第1回公聴会は8月8日を予定しており、訴訟内容は2002年から2005年までの間にべドモスティが不当にRBCからの情報を配信したり放送していたとされる。
RBCでは今回の損害を2億8611万ルーブル(約1060万ドル)と試算しており、賠償を求めるとしている。
5000ルーブルの新札がお見えした。これにより給与の支払いが容易になるとの期待も高いが、実際に市民の手に届くまではまだまだ先のことになるようだ。
ロシア中央銀行では約185ドルに相当する5000ルーブル札により、市民の給与水準が引き上げられる事にもなると新札導入の理由を挙げているが、実際のところ国内に蔓延る高インフレにより1000ルーブル札が使い物にならないといった実態があることも隠せない。
5000ルーブルといった高額紙幣の導入で家賃の支払いアやローンの支払いがより容易になり、新紙幣の流通が広がるのも早いと期待されている。