ダブルコーヒーをチェーン展開するDC Holdingasの06年上半期の売上高が310万LTLとなり103%増を記録した。
同グループにおける売上げ総額は、昨年度は440万LTLであった。
同社の売り上げ増には、新たに始めたキャンペーンや固定客やビジネス客へのロイヤリティープログラムなどがうまく相乗効果を挙げた格好となった。
今年は、年初から6月までにヴィルニスで2店舗を開店させている。同社はバルト3国とウクライナで営業基盤を拡大させている。
06年第2四半期の平均月給が05年第2四半期比で21.8%増となる292ラトとなった。約22%の昇給は、1997年以来最大の給与上昇率となる。
ラトビアの給与水準は、今後も上昇気運が高く、GDPの急拡大、人材不足、最低賃金の引上げなどからも上昇は当分止まることは無いと見られている。
賃金上昇が最も顕著となったのは、民間企業で23.2%の上昇となり、国家、もしくは地方政府が株式の半数を保有する半官半民系企業では21.6%の昇給となった。
第2四半期の公務員の平均給与は298.13ラトをつけ、民間の250.86ラトを大きく上回っている。ただし、民間企業の給与水準が依然低い状態が続いている背景には、給与の他に実際には、課税を避ける為に現金を別に渡していることなどの理由があるとされる。
エストニアの著名経済アナリストによると、今年の第2四半期も10%を超える経済成長であったらしい。
中央銀行であるエストニア銀行の代表Andres Lipstok氏は、第2四半期も不動産ブームや低金利などが追い風となり11%近い経済成長があったと示唆している。
リトアニアでも第2四半期は好調で、8.4%の経済成長が記録している。
大手銀行の一角Sampo Bankが06年上半期の収益を1日発表し、収益額は970万LTLとなり、昨年同期から6.64倍の増収を記録した。
この1-6月期に同行では3000万LTLの金利収入があり、半年の間に銀行資産は34億5900万LTLにまで拡大した。
エストニアのソフトメーカーHelmesが06年上半期の収益を発表し、昨年同期比で3倍増を記録した。
今年上半期の収益額は1100万EEK(70万ユーロ)であった。
Helmesは1991年創業の老舗で、今ではエストニアを代表するソフトメーカにまで成長している。
この上半期の売上高は昨年同期比で86%増となる6770万EEKとなり、当初の年間売り上げ目標と同水準であることから、今年は大きく飛躍する年になると期待が高まっている。
Helmesグループ全体での売上高は、05年度は1億EEK(640万ユーロ)で、今年は800万ユーロを上回ると見られている。