Estonia Reviewによると、タリン空港(AS Tallinna Lennujaam)が09年上半期の間に270万クローン(約2349万円)の収益を計上したという。
タリン空港の上半期の売上高は1億7560万クローン(約15億2772万円)に上り、昨年同期比で13%の増加を記録している。
Rein Loik代表は、旅行者や取扱便は減少しているが、運営効率の良さや費用対効果のあるリストラなどで収益を確保したと述べている。
上半期の空港利用者数は65万8965人で、昨年同期からは26.5%も減少している。
ELTAによると、エストニアのBIGBANK ASのリトアニア法人が09年第2四半期に税引き前で130万リタス(約5100万円)の黒字を確保したという。
同行の資産額も第2四半期に5540万リタス(約21億7170万円)に上り、第1四半期の5240万リタス(約20億5400万円)から300万リタス(約1億1760万円)も増額を記録している。
第2四半期の貸出残高も第1四半期比で7.7%増加し、5150万リタス(約20億1880万円)まで伸びている。
経済ニュースBBNによると、不動産大手のPindi Kinnisvaraが銀行や破産管財人、個人などで売却を急ぐ物件だけを集めた不動産売買専門サイトを立ち上げたという。
同社のPeep Sooman役員は、同サイトでは個人の売却を急いでいる物件も取り扱うと述べるが、同サイトが取り扱う物件がどういった価格帯になるかなどは分からないといい、差押え物件や富裕層で破綻した人などの不動産を取り扱う事から、かなり高額物件が多くなるのではと掲載する不動産の傾向を説明している。
LETAによると、エストニア政府は、国内にブロードバンドネットワーク構築に向けた原案を承認したという。
同案には、2013年までに国内のどんな田舎町でも超高速ネットワークで繋ぐと言ったものになっている。
経済問題通信省のJuhan Parts大臣は、政府が実際に目指しているのは、2012年にも国内の90%の地域で高速通信が出来るようにする計画だと述べており、離島を含めて、全土全てを2015年までに完全に高速通信を可能にさせるとビックプランだという。
政府は、今後、重要なインフラ設備の構築に着手し、大凡10億クローン(約86億円)の予算を計上するとしている。
計画では、光通信により、各家庭は常時100MBのスピードを享受できるになるという。
ELTAによると、リトアニアのDalia Grybauskaite大統領が金融市場から十分な資金を調達する事に失敗すれば、選択肢がなくなりIMF(国際通貨基金)から融資を得ざる得なくなると認めたという。
リトアニア初の女性大統領となったGrybauskaite大統領は、財務省は6月に5億ユーロ(約675億円)の国債の販売で資金調達に成功しているが、今年さらに市場から資金調達を図る意向だと語っている。
しかしながら、同大統領は、英ファイナンシャルタイムズとのインタビューで、IMFからの融資が必要となる場合として、外部要因によりリトアニアが債務の借り換えに失敗した時にはそうなるだとうとIMFからの借り入れは最終的な選択肢であることを認めている。
リトアニアもラトビアのように財政危機懸念に悩まされており、通貨の切り下げも噂されていることから、財政収支のバランスを最も急ぐ必要に迫られている。