エストニア最大の銀行ハンサバンクが06年第3四半期に14億EEKとなる収益を計上し、昨年同期比で38%増を記録した。昨年同期の収益額は10億EEKであった。
今期は、融資残高も60%の増加となったほか、預貯金も33%増と大きく増加した。
しかしながら、同行の財務部長Kristiina Siimar女史は、エストニアの融資残高伸び率は進出する諸国中で最も低い結果であったとこの結果には不満を示している。
ラトビア政府が国営銀行の民営化を中止することを決定した。
ラトビア政府は、国家資金を使って国営のモゲージバンクLatvijas Hipoteku un Zemes Bankaを商業銀行ではなく、開発業務専門の開発銀行へと完全移行させることを決めた。
これにより同行を買収することで協議を詰めていたSvenska Handelsbankenはこの買収から撤退することになった。
モゲージバンクのInesis Feifers代表は、政府決定を踏まえ、同行の今後の行くへが明らかになったことを受けて歓迎の表明を明らかにした。
民営局のGuntis Karklins氏は、今回政府が民営化案を却下したことでラトビアの法律に基づき、今後も同行の民営化はないと示唆している。
一方で、Edgars Zagorskis財務大臣は、民営化案が却下されたことで、今後3年間は同行の売却は無いと言及している。
Latvijas Hipoteku un Zemes Banka(Latvian Mortgage and Land Bank)は93年に創業したラトビア政府が100%株主の商業銀行。
欧州委員会が高インフレによりエストニア、ラトビア、リトアニアの3カ国によるユーロ導入は2010年以前には有り得ないという見通しを示唆している。
欧州委員会の予測では、バルト3国各国の高度経済成長が続く限り、08年を目標とするユーロ導入は間違いなく達成可能な目標ではないと分析されている。
現在のところ、導入可能時期は2010年か2011年にまで遅れると見られている。
これまでにも好景気が支える格好で高インフレがバルト3国を直撃しており、一方で経済成長が鈍化していたスロベニアでは低インフレが認められ、来年度からのユーロ導入の道が開かれている。
バルト3国では、毎年8%近い経済成長が続いており、国内需要の拡大とともに今後もインフレ傾向が長期化することが予測されている。一部の金融機関では現実的なユーロ導入は、リトアニアとエストニアでは2010年頃となり、ラトビアでは2010年は困難だとする見方が拡がっている。
ラトビアのインフレ率は、07年度が5.8%と予測され、リトアニアでは同様に4.9%、そしてエストニアでは3.6%と3カ国ともEU平均を大きく上回ることが確実視され、最低目標とされる3.1%の壁を大きく上回る勢いである。08年度については、欧州委員会の予測では、ラトビア、5.5%、エストニア3.3%、リトアニア2.9%と何れもまだまだ導入条件をクリアするには苦しい高インフレが続く。
各国の経済成長を見ると、エストニアでは07年度9.5%、08年度8.4%とそれぞれ予測され、ラトビアでは、それぞれ9.1%及び8.9%、リトアニアでは7%と6.1%が予測されている。この期間中のEUでの経済成長率予測は、07年度が2.3%、08年度が2.4%とバルト3国のほぼ4分の1の成長しか予測されていない。
欧州委員気がバルト3国のユーロ導入時期を高インフレを理由に2010年までないといった見方を予測している。
リトアニアのインフレ率は、08年度にはバルト3国中、最も低い水準が予測されているが、同様に経済成長も鈍化すると見られている。
欧州委員会では、リトアニアの07年度のインフレ率を4.9%と予測しており、ユーロ導入の条件となる3.1%を切ることは難しくなっている。
最新版の米経済誌ビジネスウィークがラトビアのコーヒーチェーン であるダブルコーヒー(Double Coffee)をバルト3国版スターバックスとして大きく取り上げた。
2002年にリガで創業したダブルコーヒーの創業者はSergei Pushnoy氏およびNick Ustinov氏の2人で、同社はバルト3国に現在45店舗を展開するバルト3国最大のコーヒーチェーンとなっている。
昨年度のラトビア国内での売上げ高は470万ユーロに達し、グループ全体でも950万ユーロと順調に成長を果たした。今年度の売上げは1580万ユーロの売上げが予測されている。
同社のオリジナリティーは、ただ単なるコーヒーを販売する既存のコーヒーチェーンといった路線とは違い、顧客層として広い年代層を狙ったことから50種類ものコーヒーとケーキ、カクテル、朝食、スナックなどを合わせたメニューが揃えている。
創業当初のアイデアでは、品質管理をめざしリガに5〜6店舗だけを展開することを考えていた。しかしながら、リガ市民からの人気が瞬く間に広がったことから2004年に隣国のエストニア及びリトアニアに進出を果たし、05年度にはウクライナへも進出を果たしてしまった。
同社の成長は今日でも留まることは無く、今後2年間に新たに50店舗を開店させる計画を進めており、その大半を市場規模が大きいウクライナと決めている。
その他にもポーランド、チェコなどへも進出機会を窺っており、フランチャイズ式で現地での提携先を模索している。