スウェーデンの大手銀行SEBがリトアニアの子会社SEB Vilniaus Bankas株の少数株主に対して1株266.95LTLで株式を買い取る事を提案している。
これまでに少数株主へは1株50LTLで買取が提案されていた。今回の子会社株買いは株式発行数削減を目指すSEBの経営改革案の一環とされている。
同行のAusra Matuseviciene副頭取によると、05年年初からSEBでは少数株主へ1株50LTLで株式を買い取ることを伝えていたという。
今回の買い取り価格引上げで、買い取り価格は5倍以上の価格が提案されたことになる。SEBでは少数株の全買取後にリトアニア子会社の完全子会社化を図るとしている。
ビル&メリンダ・ゲイツ基金がラトビア政府に対してライト・ネットワーク・プロジェクトへ2400万ドルを寄付することを伝えてきている。
実際にライト・ネットワークは1620万ドルの現金を同基金から受け取り、マイクロソフト社から790万ドル相当のソフトウェアが提供されることになっている。
同基金は、ラトビア全土の図書館874箇所へ3833個のコンピューターを寄贈する。これにより新たに17箇所の図書館がネット接続が可能となり、853箇所のネット接続がアップグレードされ、874箇所全てでワイヤレスネットワークが設置されることになっている。
同基金からの寄付の他にラトビア政府は独自に同プロジェクトへ2110万ドルの予算を組んでおり、地方政府や個人投資家などから別途に1060万ドルを調達することを模索している。
メルセデス・ベンツの正規ディーラーであるSilberautoの06年1-9月期販売高が昨年同期の19億7000万EEKから29億6000万EEKにまで急拡大している。
Silberautoは税引き前収益として今年1億1940万EEKを稼ぎ出し、05年度の9070万EEKからも順調に収益を伸ばしている。
Silberautoは、メルセデス・ベンツ以外にもクライスラー、三菱、シュコーダなども取り扱っている。
エストニアの石油輸送産業がこの何年か前の時点が産業及び収益のピークで既に終焉間近となっている。
エストニア最大の石油輸送会社の1社Pakterminalの収益は今では2001年当時の半分にまで落ち込んでいる。同社は、2001年当時売上げ高9億2600万EEKあり、収益は7億2000万EEKを得ていた。しかしながら2005年には売上げは5億6500万EEK、収益は2億1600万EEKにまで激減した。
同様に巨大石油ターミナルEstonian Oil Service社も数年前の余裕のあった収益性に陰りが出始めている。今も巨大な収益を得ている同社だが競争の激化によりその収益性は急激に落ち込みを見せている。
ロシアから欧州へ繋がる石油パイプライン建設計画が進む中、これまでの輸送事業形態では収益を上げ続けることは難しく、存続を考えると競合との合併が今後は進むと見られている。
リトアニアの平均給与が06年第3四半期に20%増加した1653.5LTLを記録した。
リトアニア統計局によると、同期間中に公務員給与は21.4%増の1729.9LTLとなった一方で、民間給与は公務員給与を下回る19.2%増の1605.9LTLであった。