06年11月期の失業率が6.6%となり、昨年11月と同水準となった。
ラトビア就労局によると、11月初めに7万45人が失業していたが、月末には6万9705人にまで減少した。1ヶ月間に340人が失業状態から脱したことになる。
国内で失業率が最高となったのはLudza区のLatgaleで24.1%と高率となり、次いでRezekne区の23.2%、Kraslava区18.5%、Balvi区18%、Preili区16.9%、Daugavpils区13.7%などと続いた。
一方で国内最低の失業率を記録したのはリガ区で4.8%、そしてOgre区5%、Saldus区5.1%、Tukums区5.2%、 Cesis区5.4%などととなっている。
リガ市だけを見ると失業率は国内最低の3.9%であった。
エストニア最大の客船会社タリンクがこの11月に51万254人の乗船客があり、05年11月期から120%の増加となったことを発表した。
カーゴ事業では、11月は143%増となり、自動車乗船も70%の増加となった。航路別では、エストニア‐フィンランドが5.9%の微増、そしてエストニア‐スウェーデンで17%の増加となった。
エストニアで14日から新たにRaha24.eeがSMSおよびネットを介した新ローンの提供を始める。
同社によると、店舗は持たず、全て電子取引でローンを提供していくという。また、将来的には、同サービスをラトビア、リトアニアでも提供していきたいと事業の拡大にも積極的な姿勢を示唆している。
エストニアではこの8月にFerratum EstoniaとSMS Laenが共同で無担保ローンとしてSMSの送信及び確認でサービスの提供を始めており、この業界でも早くも競争が始まることになる。
Raha24.eeではローン申込者は、申し込みにはSMSの送信もしくはインターネットでの申し込みだけが必要で1000EEKから3000EEKのローンを受けることが出来る。
しかしながら無担保短期ローンということで、貸出金利が年率で360%と異常なほど高いことに気をつけなくてはならない。競合のFerratum でも、1000EEK、2000EEK、3000EEKを15日間もしくは30日間借りることが出来、月率30%もしくは年率360%といった高金利がつく。
ローン申し込みにはSMS送信時に、借入額、期間、氏名、ID番号、住所、銀行口座情報などを通知する必要がある。
北欧第3位の大手銀行SEB ABが今後3年間に3億ドルの支出をカットして収益率を上げることを示唆している。
実質、同期間中に15億EEKから20億EEKの支出削減を行うことになる。同行は、今後の経営方針として北欧で最も収益率の高い銀行になることを目指している。
SEBは国内にNordea AB、Swedbank AB、Svenska Handelsbanken ABといったライバルがあるが、その中でも最も収益率が劣っている。
収益率の向上に向けて新たな買収も手がけることも有り得るとしながら、もしその場合には現在事業を展開するスウェーデン、ドイツ、エストニア、ラトビア、リトアニアなどに限られるとし、進出先でのシェア拡大から収益を上げる経営を目指している。
ルクセンブルグのプライベートバンクがラトビアにまで業務を拡げようとしている。
預金銀行大手Latvijas KrajbankaのMartins Bondars頭取はラトビア大統領との面会の場で12月月初にルクセンブルグを訪問した際にルクセンブルグの銀行がラトビアへの進出を模索していることを聞いたと報告した。
同行では、既にフランクリン・テンプルトンが運用するルクセンブルグ籍のファンドなどを顧客に提供しており、ルクセンブルグ系の金融機関がラトビアへの進出に興味を示していることを何度も聞いているという。
ルクセンブルグ系の銀行が提供するのはプライベートバンク業務で、今の所、国内ではBaltic International Bankなどの数行がサービスを提供している。