造船会社のBaltiisky Zavodは30日、4-6月期の収益額が290%増の6億5455万ルーブル(2450万ドル)に上ったことを発表した。
サンクトペデルブルグを本拠とする同社によると、同社の営業収益は250%増の1億7310万ルーブル(650万ドル)に達し、税引き前収益では05年同期比で4倍増となる9億3850万ルーブル(3510万ドル)を記録した。
Baltiiskyが造船する主要船は氷解船や超重量搭載船などで、同社の大株主にはロシア政府が就いている。
アメリカのコンピュータソフト会社オラクルが、ロシアで最も有望なビジネスは保険産業だと示唆している。
オラクルによると、ロシアの保険会社では高品質なソフト需要が高まりつつあり、何社かと既に共同事業を始めたという。
オラクルでは、2010年までにロシアにおける金融機関向けサービスでリーディングカンパニーになるという目標があり、その中心に保険産業を挙げている。
オラクルは、既にロシアの大手保険会社8社と共同事業を始めており、その中にIngosstrakh、Rosgosstrakh、ROSNO、Capital Insurance、AlfaStrakhovaniye、Yugoriaなどが含まれている。
また、上位20社の内、14社がオラクルのCRMソルーションを導入済みとなっている。
ドイツの巨大銀行コメルツバンクがロシアのトップ30に入るPromsvyazbankの買収で協議を持っていることが29日明らかになった。
コメルツバンクは資本金で世界第40位の巨大金融機関で、ロシアには既に代ヒョオフィスと子会社Commerzbank(Eurasia)を運営している。
コメルツバンクでは、買収がうまくいった場合にはPromsvyazbankをロシア国内のリテール事業の旗艦バンクとする意向。
Promsvyazbankは1995年に創業しており、大株主にDmitry Ananyev氏とAlexei Ananyev氏の兄弟が就いている。主要の顧客には、IT、通信、建設業、鉄道、メーカーなどの産業が多い。
Promsvyazbankの資本金は、7月末の時点で138億ルーブルあり、資産総額は同じく1308億ルーブルに達している。
中国の自動車メーカー長城汽車(Great Wall)がロシアに計画していた自動車組立工場の建設を延期するかもしれないと示唆している。
中国最大の自動車メーカーの一つである同社は、当初1億ドルを投じてタタルスタンのヴォルガ共和国に自動車組み立て工場の建設を予定していた。
同社によると、既にロシア当局へは建設計画の内容を提出しているといい、政府からの承認を待つだけの状態にあった。
延期の決定は、政府の承認次第となるが、今の状態では当初の計画からは遅れることは確実で、延期せざる得ない状況にある。同工場では乗用車、ピックアップ・トラック、SUVsなど合わせて年間5万台を生産する。
中国の自動車メーカー各社は04年以降にロシアの自動車市場へ参入しており、05年度には9000台、今年も上半期に3800台を輸出している。
パン代が一晩で6ルーブルも値上がりするような日々が続いている。 ペトロパブロフスク・カムチャツキー市政府(Petropavlovsk-Kamchatsky)が1992年のソ連崩壊後初となる食料引き換え券として市民や年金受給者へパンクーポンを配布をはじめた。
現在のところ高インフレを理由にペトロパブロフスク・カムチャツキー市のようなクーポンの配布を始めたところは他にはないが、全国的に砂糖からパスタ、マンション、ガソリンに到るまで全ての価格が高騰を続けている。
今のままでは給与や貯金の殆どをインフレが食い尽くしてしまうとの懸念が拡がり、例えロシアが連続8年の経済成長を続け、外国への債務を前倒しに返済を済ませたとしても、末端の市民には全くといっていいほどその恩恵にありつけないでいるこの状況が続くとすれば、市民の多くが日々貧しさを増しているのと同じ意味になってしまう。
実質可処分所得は、この7月には4.9%の減少を記録していることを統計局が発表している。一方で、昨年は同可処分所得は11.2%の増加を記録しており、同じく商品価格やサービス価格も値上がりが続いている。昨年のインフレ率は9.3%を記録した。