ハンサバンクのアナリストMaris Lauri氏が今年はエストニアからの輸出高が大幅に減少すると懸念を示している。
同氏によると、今年はフィンランド向けの電子製品の輸出が大幅に減少することが明らかだという。
今年エストニアでは、フィンランドの大手電子メーカーElcoteqがエストニア国内にある組立工場の一部を移転させると見られており、もし同社からフィンランドへの輸出がなくなるとすればエストニアとしても大きな痛手となる。
同社は、エストニアでは3000人を雇用している。
ただし、今の所、同社は同様の決定はないと示唆している。
昨年9月にエストニア経済調査機構により行われたウォッカの価格比較で、タリンでの販売価格がドイツのベルリンよりも15%も高いことが分かった。
価格調査は、地元で販売される人気ブランドのウォッカをスーパーマーケットで購入した場合として比較されており、EU9都市での価格を比較している。
0.7〜0.75リットルの瓶詰めウォッカがタリンでは平均87.7EEK(5.6ユーロ)で販売されている一方で、ベルリンでは平均75.73EEK(4.84ユーロ)という価格が付いていた。
因みに隣国との比較では、リガはタリンより37%安く、ヴィルニスでは10%も安い価格であった。
一方で最も高い価格であったのはストックホルムで、タリンのほぼ4倍の値段が付いていた。
投資家らが株価下落に安堵の声を上げることは正直珍しい。
ヴィルニス証券取引所では、この所の株価高騰から必然的な揺れ戻しを歓迎するという声が上がっている。
同証券取引所では23日の取引で8社の株価が上昇したに留まり、一方で28社の株価が下落した。
アナリストによると、下落が1日に留まらず何日か続く方が将来の値上がりが期待できると株価下落に期待をかけている。
リガ地方裁判所が中堅銀行のOgres komercbankaの破綻を勧告したことを金融資本市場委員会が23日発表した。
同委員会のAndris Rukmanis弁護士は、同行の清算人に指名されたことを明かしている。今回の決定は、最終決定で、銀行側からの控訴は受け入れられない。
同委員会は既に銀行免許の剥奪を決めており、06年12月21日に預金者保護として銀行資産の清算を求めていた。
同行の破綻までには、銀行書類の偽造や常識的な運営システムの構築などが出来ないことで破綻宣告は間違いなしと見られていた。
銀行資産は、06年6月末の時点で2億403万6000ラトとなっており、1億7793万3000ラトの預貯金があった。銀行資本と準備金総額は656万2000ラトであった。
06年度は、上半期には43万2000ラトの収益を上げており、その詳細は金利収入236万8000ラト、金利支出103万ラトなどとなっていた。
金融当局は、同行の不正融資疑惑や使途不明金の扱いが違法との判断で今回の銀行清算を求めていた。
市中に出回る現金総額が昨年1年間で22.4%の増加を記録した。ラトビア銀行のMartins Gravitis氏が昨年年初からの1年間に10億7300万ラトが出回っていることを明らかにした。
同様に05年度のマネーサプライは20.6%の増加を記録していた。市中に出回る現金の割合は95.5%が紙幣で、残りがコインとなっている。
紙幣別で見ると、5ラト6.7%、10ラト7.4%、20ラト41.8%、50ラト6.9%、100ラト19.7%、500ラト17.5%と20ラトがほぼ半数になっている。
コイン別では、2ラト16.7%、1ラト46%、0.5ラト13.8%、0.2ラト7.6%、残りのコインが4.7%などとなっている。