フィリップモリス(Philip Morris International)がロシア国内におけるシェア拡大に向けて中期計画を4日発表した。
フィリップモリスでは一箱22ルーブル以上する高級タバコ市場でトップシェアを得ているが、今後も現状に安泰せず、ロシアで最も売れ筋で、且つ市場シェアが57%もある一箱16ルーブル市場でのシェア獲得に向けて、商品開発と新製品の投入を続けていくと中期計画に盛り込んでいる。
同社は、年初からこれまでの8ヶ月間に新たに10種類の新ブランドをロシアで投入している。
アルミ大手のSUALが合併が噂される世界第3位のRusAlとの協議に関し、依然同社では株式公開の選択も捨てていないことを示唆している。
SUALでは、合併も含め、まだ最終的な判断は下していないとして、RusAlとの合併も株式公開も選択肢の一つだと改めて西側メディアが先行気味の合併話に正式なコメントの発表を控えている。
西側のメディアでは、RusAlがSUALとスイスのGlencoreの両社を買収合併し、世界最大となる300億ドル企業の誕生と大きく報じている。同報道では、新会社の持ち株比率は、RusAlが64.5%で筆頭株主となり、SUAL21.5%、Glencore14%と続く。
アレクセイ・クドリン財務相は1日、ロシアが近い将来にデフォルトに陥る恐怖はないと示唆している。
クドリン蔵相は、最近ロシアがパリクラブへの債務返済を完了したことを受けて、あくまでもこの債務は旧ソ連時代のもので90年代に積み上がった借金に過ぎないと、現在のロシアにデフォルトなどという可能性は限りなく低いとロシア経済の安定に言及している。
モスクワ国際自動車ショウの開催期間中にRosprom社代表のBoris Aleshin氏が06年度の自動車販売見通しを180万台にまで拡大すると示唆した。
同氏によると、05年度の自動車販売台数は170万台で、今年は昨年度からは少なくとも10万台増が期待されることになる。
ロシアのアルミ会社RUSALが競合であるSUALとの合併話は事実ではないと初めて公式に言及した。
RUSALの広報は、『合併話は噂に過ぎず、これ以上何もない』とコメントを出している。SUALが合併先を模索していることは明らかで、今後も合併先の模索は続くと見られるが、同社では株式公開(IPO)かやはりRUSALとの合併が現実的だという意向で固まっている。
これまで西側メディアではRUSALとSUSAL、そしてスイスのGlencoreの3社が合併協議を進めていると報じていた。
RUSALは、世界トップ3の大手アルミメーカーで、諸外国50カ国へ商品を輸出する。一方のSUSALも世界で上位にあるアルミメーカーの1社で、両社が合併した場合には資本規模200億ドルの世界最大手の巨大アルミ会社の誕生となる。