先週の16日にSnoras Bank株39.96%が3840万リタスで市場売却された。
同取引は1株0.5リタスで売却されたが、実際には第3者への売却ではなく名義変更に過ぎない。
Snoras Bank株は現在、ヴィルニス証券市場は1株5.46リタスで取引されており、同行の市場価値は9609万リタスと試算される。
今回の取引は中央銀行が昨年11月にSnoras Bank株93.75%を露KonversbankのオーナーRaimondas Baranauskas氏及びVladimir Antonov氏の2人に名義変更させることを許可していたことに準じた手続きであった。
エストニア最大の銀行ハンサバンク(Hansabank)は16日、06年第4四半期に前年期比91%増の16億クローン(1億300万ユーロ)の収益を計上したことを発表した。
同行では、最終的な06年度決算の内容はまだ公表していないが、バルト3国各国が06年度は好景気であったことで、事業が順調であったことから収益増に繋がったとしている。
各四半期毎の収益を踏まえると、同行の06年度収益は3億2400万ユーロを記録したことになる。
エストニアの大手アイスクリームメーカーBalbiinoがラトビアのMargotaを買収し、ラトビアでの事業を拡大させている。
今回のMargota買収ではBalbiinoはSIA Ariolsと共同で買収交渉を行っている。買収されるまでの間、MargotaはViksna Laks氏とCentis Laks氏がそれぞれ株式50%を保有していた。
Margotaの06年度決算はまだ発表されていないが、05年度には売上げ高440万ラトに対して26万5783ラトの損失を計上していた。
ラトビア酪農委員会(Latvian Dairy Committee)によると、05年度時点でMarkotaは国内シェア13%を獲得しており、Rigas Piena Kombinatsに次ぐ第2位のポジションを得ていた。
また、Balbiinoは昨年3億3500万クローン(1500万ラト)の売上げを計上し、ラトビアへは約4000万クローン(18万ラト)相当分のアイスクリームを輸出していた。
Balbiino自身は、ラトビアではシェア10%、そしてエストニアでは40%のシェアを獲得している。
フォルクスワーゲンをエストニアで販売するAndres Sarri氏が首都タリンとラトビアのリガのそれぞれで超高級外車専用のショールームをオープンさせる計画を立てている。
取り扱い車種は伊ランボルギーニなどのスポーツカー、SUVsの他にベントレーーなども将来的には扱っていくという。ランボルギーニに関しては、フィンランド、バルト3国で1年に最低10台を販売していきたいという。
Sarri氏によると、取り扱い車種で最も安い車でも200万クローンを上回るという。
エストニア内閣が15日、ソ連時代の戦争記念碑を撤去する法案を46対44で承認した。同記念碑を巡っては、エストニアでは依然ソ連からの独立が未完のままであるという認識が残っていた。
今後は、エストニア大統領の署名次第で同碑の撤去が実際に行われることになる。
同法案を巡っては、これまでにロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣が場合によっては、エストニアに経済制裁を課すと示唆しており、法案が承認されたことでエストニア大統領の最終判断に注目が集まっている。