アメリカ最大の銀行シティグループが急成長する中国、インドなど他にエストニアへも投資する新たなファンドを立ち上げることを発表した。
同行によると、新ファンドに独自資金10億ドルを投下し、別途投資家らから35億ドルを募集するという。新ファンドの名称はCitigroup Venture Capital International Growth Partnership II LP。
新ファンドは特に新興国の株式市場に上場する企業に投資していく。最低投資額は500万ドルからで最低5年間解約出来ない。
同行では、05年度にもGrowth Partnershipファンドを立ち上げており、当時16億ドル強を集めている。これまでの投資利回りは14%と高い利回りを実現している。
エストニアの失業率が2006年度に5.9%にまで改善したことをエストニア統計局が明らかにしている。
失業率は、エストニア人で4%の水準にあり、非エストニア人では改善傾向にあるとは言え9.7%と依然高い水準に留まっている。
06年1年間で就労者数は6.4%と高い伸びを記録した。失業率は90年代後半に大きく上昇し、2000年にピークを迎えている。失業率5.9%の水準を下回ったのは1992年の3.7%まで遡る。
国内外から証券市場に投資した投資総額がこの1年で大きく伸びている。国内最大のカストディ業務を営むSEB Vilniaus Bankasによると、法人による証券保有残高は06年に25%増加し、個人では40%も拡大した。
同行では、投資ファンド、年金基金、そして個人投資家らがポートフォリオに株式の保有比率を増やしたことが背景にあると分析している。
雑誌『Pastaiga』がラトビアの女性大富豪100人を発表した。
今年は、昨年度から新たに41人が新顔としてお目見えしている。国内一の女性大富豪には、パレックス銀行の共同経営者であるTatjana Kargina女史が選ばれた。
Tatjana Kargina女史自身は、配偶者である夫と共にラトビアでは第2位、第3位の大金持ちである。
次いで、VentspilsのAivars Lembergs市長の娘であるLiga Lemberga女史が女性第2位で、全体では第30位に位置している。国内一となったTatjana Kargina女史の資産総額は離婚協議中の夫と資産を均等分配したとして1億8000万ラトに上ると見られている。
Liga Lemberga女史も資産総額は約2200万ラトに達し、主に父親からの遺産相続で資産を築いている。その他では、ビューティサロン経営者のIeva Plaude-Lasmane女史が資産1800万ラトで第3位となり、第4位には資産総額推定1700万ラトでInara Vilkaste女史が続いている。
エストニア統計局によると、就労者の平均月収が06年第4四半期に1万212クローンに達した。時給換算でも60.28クローンとなる。
05年第4四半期と比較した場合、給与(月収)水準は17.5%の上昇となり、平均時給換算では19.2%の上昇と双方とも急激に賃金が高騰していることが見て取れる。
賃金の押し上げ要因は、人材不足からの人件費高騰という図式で、高インフレや更なる人材不足などの危惧から早急な対応が望まれている。