Vladimir Yakovlevロシア地域開発相が06年1-8月期の住宅建設が昨年同期比で10.1%の拡大となっていることを示唆している。
同相によると、極東地区では、この8ヶ月間に13.5%の減少となった一方で、シベリアでは52.9%増と住宅ブームとなっている。
ロシアでは昨年、住宅建設は4300万平方メートルに留まり、郊外開発に必要とされる最低基準8000万平方メートルを大きく下回った。
ロシアの経済紙ヴェドモスチが露天然ガス最大手ガスプロムがTNK-BP株50%を大株主3社から買い取ることで協議を持っていると報じている。
TNK-BP株放出の可能性として名が挙がっているのはアルファグループ、レノヴァ、そしてアクセス・インダストリーズの3社で、各社とも放出に前向きであるという。
ガスプロムは、昨年シブネフチを買収してから石油市場のシェア拡大を模索している。
TNK−BPの大株主は、英BPが2003年に67億5000万ドルを投じて同社株50%を取得してロシアでの事業に進出を果たしている。
その他には25%の株式を保有するアルファグループがこのところ石油事業から通信事業に事業内容を変更しつつあり、レノバとアクセス社の2社はそれぞれ12.5%の株式を保有していることから、BPを除く3社が株式放出に可能性を秘めている。
しかしながら、2003年当時の株主総会で、07年までは如何なる株式移転は出来ないことになっており、ガスプロムの株式取得はそう簡単に行くことはなさそうである。
石油大手のロスネフチが今後3年から10年をかけて完全に民営化される見通しであるとクレムリン関係者が示唆している。
大統領の側近であるIgor Shuvalov氏が、ロスネフチの完全民営化では、投資家は10%以上の株式を保有することは許されないと示唆した。
同氏によると、ロスネフチは近い将来完全に民営化されることになるとし、それも3年から10年後には実施されるだろうという見通しに言及している。
ロスネフチは7月の株式公開で104億ドルの資金調達に成功しており、公開株の一部を英BPが10億ドルで取得し、その他にもマレーシアのペトロナスが15億ドル、中国の中国石油天然ガス総公司が5億ドル相当分をそれぞれ取得した。
ヴォルガテレコム(Volgatelecom)は18日、今年上半期の収益が39.3%増加した15億2000万ルーブル(5660万ドル)に達したことを発表した。
ロシアの地域電話大手である同社は、この1-6月期の収入は1.8%の微増となる115億4000万ルーブル(4億3000万ドル)に留まっていた。
ヴォルガ川に面したニズニイ・ノヴゴロド市に2002年11社の地域通信会社と合併して設立されたヴォルガテレコムは、05年度に8250万ドルの収益を記録している。
ガスプロムバンクは18日、06年1-8月期の収益が59.3%増加した137億ルーブルとなったことを発表した。昨年同期の収益は86億ルーブルであった。
同行の税引き前収益は、昨年同期の114億ルーブルから69%多い193億ルーブルであった。銀行資産も47%増加し5752億ルーブルに達した。
ガスプロムバンクは1990年に資本金200億ルーブルで設立され、大株主には親会社のガスプロムが87.49%の株式を保有し、その他に12.55%の株式をNew Financial Technologies LLCが保有している。