ラトビアからロシアに出るテレホバ(Terehova)国境で1200台を超える長い長い渋滞が続いている。Grebnebaの国境でも390台のトラックが長い列を作っており、ロシアとの国境沿いでは至る所で渋滞となっている。
トラック協会(Latvijas Auto)のValdis Trezins代表は、この長蛇の列は今年は改善することはなく、距離が長くなる一方だろうとロシアへの輸送事業が急増している現状を説明する。
ラトビア政府も現状の改善を思索し始め、テレホバ、Grebneva、Vientuliなどの国境を近代化させることを計画している。
与信調査会社SIA Creditreform Latvijaによると、個人のローン支払い不履行は依然0.2〜0.3%に留まっている。
先進国と比較しても、ドイツの7〜10%、イギリスの約17%を大きく下回っており、まだまだローン支払いに困窮するラトビア市民は皆無に近い状態が続いている。
デンマークの大手銀行ダンスケバンク(Danske Bank AS)がフィンランドの銀行グループ サンポバンク(Sampo Bank Plc)からラトビアの銀行子会社サンポバンク(Sampo Bank)を301億デンマーククローネで買収したことが発表された。
ダンスケバンクでは、09年を目途にラトビアの同行子会社とサンポバンクを事業統合することを目指すことになる。同行では、サンポバンクの買収を、バルト3国事業に大きな魅力を感じており、将来的な事業拡大の上で外せないことから買収を決めたとしている。
また、ダンスケ・バンクではラトビア、エストニア、リトアニア、フィンランド、ロシアでの子会社を統合させるのに将来的に1億5100万ラト(2億1480万ユーロ)を投じていくという。
ラトビアの06年度分経常赤字が23億7600万ラトに達し、対GDP比で21.1%を記録した。第4四半期の経常赤字はGDP比で26.3%にまで上昇し、通年では21.1%となった。
05年第4四半期の計上赤字は、GDP比で15.2%、通年でも12.6%であった。
不動産サイトaruodas.ltによると、住宅価格の上昇が大幅に伸びたのがクライペダ(Klaipeda)となった一方で伸び率が低調となったのは首都ヴィルニスであった。
首都ヴィルニスの平米平均価格は、3%上昇した7046リタスに達し、市内で最も高価な住宅は、旧市街とZverynas地区で1平米1万リタス〜1万500リタスの高値をつけている。
一方で最低の価格帯をつけたのはSeskine、Fabijoniskes、Pasilaiciaiなどで1平米5200リタスに留まった。
クライペダでは、平均価格が6%上昇し、平均で1平米5591リタスで不動産が取引されている。因みにクライペダで最も高いマンションは、旧市街の海辺にあり、平均1平米6200リタスで取引され、最も安い物件はBanduziai、Zvejybos地域で1平米約4000リタスで売買されている。
大都市の一つカウナス(Kaunas)のマンションは、平均1平米4244リタスから4%上昇した4453リタスで取引されており、旧市街地と市中心部の物件が1平米約5300リタスでカウナス最高の価格をつけている。最も安い地域となったAukstieji Sanciai及びVilijampoleでは1平米3700リタスの値が付けられている。