百貨店及び小売業を展開するカウバマヤ(Tallinna Kaubamaja Group)の07年第1四半期の売上げ高が43%拡大した12億4000万クローン(7940万ユーロ)となったことを発表した。
傘下のスーパーマーケットA-Selverの第1四半期の売上高は、前同期比で36%増の8億1950万クローン(5240万ユーロ)で、同期間中の売り場面積、1平米当たりの売上高は30%増加した7000クローンであった。
また、百貨店事業では、売上高は30.5%増加した3億2740万クローン(2090万ユーロ)を記録した。百貨店事業における1平米当たりの売り場面積販売は、同じく30%増の4800クローンであった。
不動産事業に関しては、この第1四半期の売上高は8%増の990万クローン(60万ユーロ)と売上高は微増に留まった。
国内最大の商業銀行であるSEB Vilniaus Bankasが07年第1四半期に会計監査まで1億1610万リタスの利益を計上した。
同期間中のSEB Vilniaus Bankas Group全体の収益は8990万リタスであった。06年第1四半期には同行は前年同期比で1.6倍の収益増を記録し、グループとしても65%の増収を達成していた。
国内の上位を占める一角であるUkio Bankasが07年第1四半期の監査前収益が76.8%増の1450万リタスを記録した。
同行は、前年同期には820万リタスの収益を計上していた。この第1四半期には銀行資産は19%増加した36億リタスに達している。
薬品メーカー サニタス(Sanitas Group)の07年第1四半期の売上高が5倍増の7704万リタスと急増を記録した。
売上高の急増は、傘下のポーランド法人Jelfaの売上に貢献し、Jelfaの売上高はグループ全体の77.2%を占める5948万リタスであった。
3月期のサニタスの売上高も431%増の2744万リタスと急増を記録している。サニタスには、Jelfaの他にHoechst、Biotikaなどの傘下企業がある。
不動産会社Pindi Kinnisvaraの代表を務めるPeep Sooman氏が地元紙Eesti Paevalehtに自身の見解として、不動産市場から投機的な投資家はほぼ全て去ってしまったのでないかという意見を紹介している。
Eesti Paevalehtとのインタービューに答えたSooman氏は、依然若干の投機的投資家の存在はあるかもしれないが、近い将来不動産価格ははっきりとした形で値を下げることになるだろうと独自の見通しを述べている。
ただし、実際にはSooman氏の見通しに反して、多くの不動産関係者の間では、今年も10%程度の値上がりがあるという見通しを示している。