ルーマニアのCodrut Seres経済相がロシアからのガス購入契約を購入価格が異常に高いとして見直しが必要だと関係各社に見直しの指示を出したことが明らかになった。
Seres大臣は、ロシアと契約した企業5社に、ロシアのガスプロムと仲介会社2社との間で、契約内容を見直すことを求めている。
10日には、Traian Basescu大統領は、ルーマニアが新規契約でEU諸国中、最も高い価格で天然ガスを購入する契約を結んだことに関係各者に状況の分析を求めていた。
ルーマニアが結んだ契約内容は、1000㎥あたりの天然ガス価格は285ドルとされている。ルーマニアが必要とするガスの40%はロシアから輸入されており、残りは自国で賄っている。
デンマークの大手玩具メーカーレゴ(Lego A/S)は一部の生産ラインをハンガリーに移転させることをFlextronics International Ltd.との間で契約したことを23日明らかにした。
レゴの新生産拠点は、西ハンガリーのSárvárとされ、Flextronics社の工場内と見られている。移転が予定される生産ラインはスイスのWillisauにある生産拠点やチェコ、デンマークの一部ラインが予定されている。
レゴではこれまでにも人員削減を目的に生産ラインをアジアや東欧に移転させ、収益性の向上に向けて構造改革を急いでいる。
ドイツのBayerische Landesbank傘下のハンガリー大手銀行MKB Bank Rt.がブルガリアのユニオン銀行(Unionbank)株60%を取得する契約に合意したことを22日発表した。
MKB銀行では、完全買収に向けて個人株主との間でも株式取得について話し合いを持ちたいとしている。
ハンガリー第3位の銀行グループであるMKBは、05年4月に格付け会社ムーディーズから長期預貯金格付けでA1を取得している。
洪水や鉄道システムの損害などで、今後、ブルガリアの鉄道料金が13%近く値上げされることになる。
11日にすべての鉄道料金で平均8%近い値上げがブルガリア全土で行われた。国営鉄道のBDZの役員会議で今回の値上げが議決されており、値上げの背景には、夏季の洪水や燃料料金の値上がりなどが尾を引いたとしている。
鉄道料金は、短距離で5%近い値上がりで、長距離では13%近い値上がりとなっている。学生や年金受給者では半額料金が適応される。
医薬品会社Krkaと白物家電メーカーGorenjeの2社が研究開発費欧州上位700社の中に入いる健闘を見せた。
05年度中に3500万ユーロを投下したKrkaは欧州で242位となり、500万ユーロであったGorenjeでは685位とぎりぎりで700位に入った。欧州委員会によると、全700社による研究開発費は1020億ユーロに上った。