北アメリカ最大の独立系石油会社EnCana Corp.が28日、同社が抱えるメキシコ湾の石油田をスタトイル(Statoil)へ20億ドルで売却したことを発表した。
スタトイルが今回買収した石油田からは、08-09年には日産3万バーレルの石油生産が可能とされ、2012年以降には日産10万バーレルまで拡大することも不可能ではないと見られている。
埋蔵されると見られる石油は、現在の試算では3億3400万バーレルで、最終的には5億バーレルまで拡大するのではとスタトイルでは分析している。
デンマーク最大の通信会社TDCで、2000人を上回る従業員が13日ストライキに入った。既にFunen島の従業員200人が12日にストライキに入っており、全土を巻き込んでストライキの規模が拡大する勢いである。
従業員側が掲げるストライキの要求は、新規に大量の採用を行うのと同時にTDCに勤める既存の従業員630人を解雇すると発表した内容を直ちに取下げることを求めている。
TDCでは2月に05年度中に全従業員1万5000人のうち630人を解雇すると発表していた。
2月期の失業率が過去2年間で最も低い水準となり、就労機会も容易になっていることが分かった。
デンマーク国立統計局は7日、2月期の失業率が5.9%となり、1月期の6.1%を下回ったことから、03年以来の最低水準となったことを明らかにした。
同局によると、04年2月以降に2万2300人の失業者が新に就労先を見つけ、失業者数は11.3%減の17万5200人まで減少した。性別では、男性の失業率は14.2%の減少を記録し、女性の失業率の減少は8.4%であった。
最大手行のDanske Bankでは、失業率は当分この水準を維持するものと分析している。
デンマークの家庭用品チェーンJyskがブダペスト北部のFótに同社初となるアウトレット店をオープンさせることを30日発表した。
ハンガリーへの出店を足場に、同社では中東欧市場への進出を急ぐとして、今後数年内にアウトレット店の出店を進めていく計画を掲げている。
Jyskによると、今後数年内にハンガリーの大都市全てにアウトレット店を出店させる計画で、その他にポーランド、チェコ、ウクライナ、コソボ、バルト3国などへも百貨店などに併設する形で出店させていく計画である。
同社では、今後、年間15店舗の割合で新規に店舗をオープンさせていくとしている。
デンマーク最大の酒造メーカーDanish Breweryグループが17日、2004年度の決算内容を発表し、2004年度の収益が税引き前で2億5000万DKKを計上したことを明らかにした。
同社では、冷夏や国内での販売競争の激化の中、収益を計上したことに満足しており、特に国内のビール市場が6%縮小する中、ビールの販売高を17%拡大させることに成功した。
また、同社は過去数年間の間にシェアを5%近く拡大し、国内ビール市場の約20%を獲得している。