TNS Emorが行った市場調査で、創業5年でお菓子メーカーのKalevがエストニアで最も著名な企業の一つとして選ばれた。国内で最も著名な企業にはハンサバンク、サク酒造が上位2社となっている。
同3社以外で上位6位までにはEMT、Rakvere Lihakombinaat、SEB Eesti Uhispank等が知名度が高く、国内最大企業では電力大手のEesti Energiaが12位にまで順位を落としている。
ラトビアの銀行業界で働く従業員も銀行によって、最大で1000ラトの差があるという。
銀行業界の平均給与データによると、昨年度の給与平均は、月448ラトから1586ラトとなっている。同データにはNordea Bank、VEF Bank、Biznesa Bankは含まれていない。
業界全体の給与平均は昨年20%の昇給となっており、06年第4四半期だけを見ると、05年同期比では27.9%も昇給している。
最高級の月給を得ていたのは、ユニクレディット・バンク(UniCredit Bank)であった。同行の高給の理由は、高いスキルの行員を採用するためには給与を引き上げざる得なかったとしている。
ユニクレディットに次いで国内2位の高サラリーを得られたのはTrasta Komercbankaで、Aizkraukes Bankと続いている。
ラトビアの銀行業界では、高給を出すことで高いスキルのいい人材を確保するといった傾向が中小銀行で高く、既にシェアを得ている大手銀行では、給与は総じて低いといった傾向が出ている。
金融グループSnoras financial Groupが07年第1四半期に1780万リタスの収益(会計監査前)を計上し、昨年同期比で26.3%の増収となった。
第1四半期の収益額は、四半期別で同行創業以来最大規模の高収益となっている。
期間中の融資残高は51.2%増の23億4600万リタスとなり、預貯金残高も43.2%増の50億9500万リタスを記録した。
グループ資産は、07年3月末までに42.2%増の64億9700万リタスにまで拡大している。
グループ傘下には、Snoro Lizingas、Snoro Turto Valdymas、Snoro Fondu Valdymas 、ラトビアにLatvijas Krajbanka、そして3つの子会社を所有している。
ヴィルニス証券市場へ株式公開を目指すRubicon Group傘下のシティサービス(City Service)が1株11.76〜13.24株で株式公開を行うことを発表した。
5月21日〜6月1日までに478万株がIPOに振り向けられる。シティサービスはリトアニア最大の不動産管理会社で、IPOでは5600万〜6300万リタスを調達することを目的としている。
リトアニア以外の事業進出先には、ラトビア、ロシア、ウクライナとなっている。
タリン周辺の地方政府が不動産開発業者へ幼稚園などといった社会的に不可欠なものの建設も不動産開発の際には必ず組み込むことを要求している。
組み入れが必要とされる諸関連のコストは、75万クローンから100万クローンは必要となり、不動産業者にとっては頭の痛い問題となりつつある。
一部の業者では既にコスト負担増を販売価格に上乗せするところまで出てきている。