エンタープライス・エストニア(Enterprise Estonia)のViljar Jaamu代表が横領がある従業員を洗い出していることを示唆している。
Jaamu氏によると、内部調査で従業員の何人かがEUからの数百万ユーロに上る資金をコンサル会社から資金を受け取っていたことが発覚したという。
既に4名が横領の嫌疑で機構を退職させられている。これらの4名は、今件が発覚する前に3名が自発的に退職しており、残る1人としてVahur Valdna氏が退職を罪状を否認したことで首を切られている。
ロシアの現職サンクトペデルブルグ知事の子息でVTB-Capitalの代表を務めるSergei Matvienko氏が、エストニアでの事業から撤退することを示唆している。
Matvienko氏は、政治的な理由からエストニアで推し進めていたエリートを集めたコミュニティの創生を中止することに言及した。
事業中止報道の一方で、エストニアの事業パートナーは、今計画の継続を諦めていないと声明を出している。
同氏は、05年度にLukoil Eestiの代表を務めるEvgeny Bolshakov氏とサンクトペデルブルグ銀行の共同オーナーであるAlexander Saveliev氏と共に、タリンから数キロ先のピリタ川に10ヘクタールの土地を購入していた。
新ビレッジ創生では、、サンクトペデルブルグとタリンを結ぶ、ヘリポートもビレッジ内に建設する計画であった。
エストニア統計局が3月の貿易赤字が拡大したことを発表した。
同局によると、3月の貿易総額は252億クローンに上り、貿易赤字は46億クローンまで拡大し、前年同期の37億クローンから9億クローンの増加を記録した。
3月期の輸出高は103億クローンに上り、前年同月期比3%減で、輸入額は前年同月期比4%増の149億クローンであった。
エストニア統計局によると、2007年第1四半期に銀行業界で従業員平均9500クローン(9万5000円強)ものボーナスが支出されたことが明らかになった。丁度1年前のボーナス支給では平均して7000クローンが支給されている。
高額支給を行ったハンサバンクのPriit Poldoja代表は、ボーナスが同行の事業の成功を支えているとして、実際、昨年に同行では従業員1人平均5万クローン(50万円強)のボーナスを支給したことを明らかにしている。
また、サンポバンクのAivar Rehe代表も、同行でも従業員平均で5万クローン強を支給したことを示唆している。
アメリカのナスダック証券市場(NASDAQ Stock Market Inc.)がバルト3国の証券市場の親会社であるスウェーデンのOMX ABを買収することで協議に入っていることを示唆している。
買収が成功した場合、新会社はNASDAQ OMX Groupとなると見られている。
買収協議では、株式交換と現金が使われ、OMX株1株に付き、ナスダック株0.502株と94.3クローナが支払われる。買収金額は総額で37億ドルを上回り、ナスダックの欧州での足場が固まることになる。