米政府筋が世界の天然ガス市場を独占する露ガスプロムが天然ガスをEU諸国へ販売する際の販売価格が自身が取得するガス価格の2倍、3倍もの価格で売っていると批評している。
Matthew Bryza国務省副次官補によると、ガスプロムは中央アジアから1000立法メートルのガスを100ドル程度で取得しているにも拘らず、EUへ販売する際には250ドルから300ドルもの高値で販売しているという。
同副次官補はリガで開かれたバルト3国のエネルギー協議の場で、アメリカ政府としては、EUが推進するカスピ海ガスパイプラインの建設を支持しており、EUのエネルギーがロシアに依存せずに済む様に早急に同パイプラインの完成が待ち望まれると言及した。
金融監督局のRaul Malmsten代表が国家がSMSローンを提供する業者をより厳しく監督する必要性があると説いている。
現在の法律では金融当局は銀行免許を取得している消費者金融のBIGのみの監督しか出来ず、融資額が小さい中小の零細融資会社にまでは目が届かないという。
実際の所、零細ローン会社では年率360%という高率の金利を顧客に課している。
警察当局は、この1月以降、数百人にも上る市民からSMSローンに関する被害届の提出があると発表している。
警察によると、偽名と銀行口座を使った詐欺が急増しているという。
現在、SMSローンを提供している会社はBIG、Ferratum Estonia、SMS Laen、Credit24、Raha24.eeの5社で、その殆どがローン申請がSMSメッセージの送信かオンライン上での登録だけといった至って簡単なシステムとなっている。
SMSローンで融資を受けられるのは1000クローンから最大3000クローンといった小額であるが、金利が年率360%といった高利貸しとなっている。
英語雑誌シティペーパー(City Paper)がアメリカ人ビジネス人でラトビア在住のGene Zolotarev氏と編集長のScott Dielに売却された。
株式売買はフィンランドの証券取引会社Soprano Oyjが取り扱った。
シティペーパーの新たな大株主となったZolotarev氏は、週刊紙バルティックタイムズ(Baltic Times)の大株主でもある。
これによりバルト3国の全ての英字雑誌、新聞はZolotarev氏がコントロールすることになる。バルティックタイムズは月に3万2000部を売上、シティペーパーも月1万部を誇っている。
シティペーパーは元々1991年にジャーナリストのMichael Tarm氏と妻のEve Tarm女史が事業を始めている。
今年のエストニアの経済成長率が7〜8%となり、今後数年間は5.5〜6.5%の範囲に留まると中央銀行が予測している。
中央銀行のAndres Lipstok総裁は、エストニアのユーロ導入時期が2011年から前倒しになることはないと示唆しており、導入には予算収支をより厳しく管理する必要があると言及している。
07年4月期の工業生産高が06年同月期比で0.5%減少した。この水準は欧州加盟諸国中最低レベルに匹敵する。
Eurostatによると、この4月期に最も生産性が低下したのはフィンランドで1.3%減少し、次いでオランダ1%、そしてラトビアの0.5%と続いた。
バルト3国では、エストニアが昨年同月期比で8%増加し、リトアニアでも3.7%の拡大が見られている。