平均給与が06年度に9400クローン(9万4000円強)となった。エストニア統計局によると、2006年度中に平均給与は9407クローンとなり、時給計算でも55.54クローンにまで上昇している。
2005年度との比較では、給与水準は、16.5%の上昇となり、時給計算では17.1%上昇した。この水準は、1997年の16%の上昇に匹敵する。
統計委員会によると、07年1-5月期の実質GDPが全年同期比で7.9%の伸びを記録した。
ウクライナ政府では、これまで同期間の予測を7.6%としていた。GDPを押し上げたのは13.8%増となった再加工産業や鉄鋼、化学業界などの他、防衛機、建設産業なども二桁の伸びを記録している。
6月14日が締切期限であったアルコバラ(Arco Vara)のIPOは2.1倍という人気で市場から思惑通りの資金を調達できたようだ。IPOでは、実際の株価は1株2.43ユーロ(38クローン)とされた。
株式公開では新株2750万株を含む、3290万株が株式上場された。今回、投資家が公募に応じた株式数は、6923万5119株に上り、倍率では2.1倍となった。
この結果、同社は市場から10億4500万クローン(104億5000万円強)を調達した。
応募への割り振り率は、全体の93.6%余りがエストニアの機関投資家、そしてラトビアなどの社員などへ割り振られ、外国へは、15カ国、69の金融機関へ割り振られる。
応募した投資家は、最大750株を取得する事ができるという。
また、海外から応募してきた投資家は、アメリカが全体の31%、そしてイギリス26%、残りの欧州諸国19%、北欧13%、バルト3国13%などであった。
タリン証券取引所によると、アルコバラの株取引初日は6月21日になるという。
大手スパーのRimiとSelverの2社が20時以降の酒類販売を禁止された場合、現在の22時もしくは23時までの営業時間を20時までとする可能性があると示唆している。
両社の役員等が書面でタリン市政府に対して、20時以降の酒類販売禁止を導入した場合の営業時間変更を申し入れたという。
Edgar Savisaarタリン市長及び市カウンシル等は、20時から翌朝08時までの酒類販売は禁止すべきだとの意見で、これまでの酒類販売の姿勢が余りにも優し過ぎたとの立場に立っている。
エストニア統計局によると、国内法人による売上高総額がこの第1四半期に昨年同期比で25%拡大した。
総額は1456億クローン(1兆4560億円強)で、昨年同期から294億クローン(2940億円強)も増加している。卸及び小売業界が総売上高の実に42%を占め、製造業が20%、そして運輸、倉庫、通信などで13%を占めている。
07年第1四半期には約4万4000社が活動しており、45万5000人が就労していた。