ラトビア銀行によると、5月のローン金利が4月に比べて上昇が鮮明になっている。
ローン金利は、この5月にラト建ての個人向けで1.62%の上昇となり、外貨建てでも0.06%高い6.03%となっている。
法人向けでは、ラト建ては5月には年率10.1%で、4月の10.35%からは若干の低下となっている。外貨建てでも5月は4月から0.38%低下した6.25%となった。
07年5月の失業率が5.9%にまで改善している。
国立就労局(NVA)によると、5月の失業率は、4月からは0.2%改善したという。5月始めには6万5118人が失業登録をしていたが、月末になって失業者数は6万2833人にまで減少した。
都市別の失業率は、リガ3.4%、ベンツピルス4.4%、リエパヤ5.5%などが国内でも最も低い失業率となっている。
毎年世界各都市の生活費比較を行うMercer Human Resource Consultingの2007年度版調査で、リガはバルト3国の首都の中で最も物価高であることが明らかになった。
リガの物価水準は世界第72位だという。昨年の順位は81位であったので、今年は9つ順位を上げたことになる。
バルト3国それぞれの首都を見ると、エストニアのタリンは、世界第90位で、06年度の96位から6つ順位が上がり、リトアニアのヴィルニスは06年度の116位から97位まで19つも順位を上げる結果となった。
因みに、ヨーロッパで最も物価高となったのはロシアのモスクワで、反対に最も物価であったのは第108位のブルガリアのソフィアであった。
Mercerによる調査は、世界143都市を対象に200項目を上回る調査結果のランキングとなっている。
米グーグル(Google)がバルト3国の本社をリガかタリンに置く意向であることを示唆している。
ラトビアのIna Gudele E-政府大臣がグーグルがリガかタリンにバルト3国での本社を設置することをまだ決めかねているとグーグルがバルト3国に進出することを仄めかしている。
同大臣によると、リガはタリンよりもオフィス候補として一歩先を行っているという。
実際にリガには米マイクロソフトがバルト3国での本社機能を置いており、世界屈指のIT企業がよりリガを好むとして、リガの優位性が勝っているという。
雑誌『The Age』が世界各都市のワイヤレス インターネット、WiFi、のアクセス状況を調査した結果、タリンが世界のトップ10に選ばれた。
タリンは、今回世界第7位とされ、公園、バー、ホテル街中の何処からでもインターネットアクセスできることが高く評価されている。
世界1位には、韓国のソウルがWibroが街中を最大3MBPSで網羅している。その他のトップ10には、第2位にシンガポール、第3位東京、第4位香港、第5位ストックホルム、第6位サンフランシスコ及びシリコンバレー、第8位ニューヨーク、第9位北京などとなっている。