IPOで得た資金を使って出版社大手のAS Ekspress GruppがDelfi Groupを買収したと発表した。
AS Ekspress Gruppは2日、買収契約に署名し、Delfi Groupを傘下に置くInterinfo Baltic OÜ株100%を取得した。
OÜ Interinfo Baltic買収により、AS Delfi傘下のラトビア法人AS Delfi及びリトアニア法人UAB DelfiをEkspress Groupが傘下に置くことになる。
株式売却に応じたのはInterinfo Holding SCA(99.75%)とInterinfo Finland OY(0.25%)の2社で、売却額は5405万ユーロであった。日本円で90億円前後。
買収資金は、今春にIPOで得た資金とSEB Ühispank、Sampo Pank、Nordea Pankの3行から借り入れる融資により賄うことになっている。
Delfi Groupでは06年度に8930万クローンの売上を計上しており、昨年度末での利用者数は180万人に達した。
07年1-7月期の税引き前収益が1070万リタスに達したと衣料品大手のAprangaが発表した。収益はこの1年に72.5%も拡大した。
グループの売上高は54.1%増の2億1920万リタスに達している。国別では、この7ヶ月間にリトアニアでの売上高は58.4%増の1億4600万リタスに達し、ラトビア、46.9%増の5300万リタス、そしてエストニアでは44.5%増の2020万リタスをそれぞれ記録した。
タリン市カウンシルのメンバー委員Rene Reinmannに学歴詐称の疑いがかけられている。
Rene Reinmann氏はサンクトペデルブルグ国立大学から学位を得ているとこれまで語ってきたが、大学の方からは1997年とされる同氏の卒業年度に同姓の卒業者はいないと明言されてしまった。
同氏はこれまでにもいくつもの犯罪が問われてきたが、この7月に同委員に選ばれていた。
出版社大手のAS Ekspress Gruppが07年上半期の売上高が5億2700万クローンとなり、前年同期比で18%増となった他、純利益は16%増であったことを発表した。
グループの純利益はこの半年間に5120万クローンとなり、昨年同期より16%の増加に留まった。
大幅な収益増を期待する声もあったが、広告業の伸びが26%と最大で、主要部門の新聞、雑誌の販売が思うより伸びなかった。
Eurostatがラトビアの首都リガで行った調査によると、回答のほぼ半数がリガで好条件の仕事を見つけるのは難しいと回答しているという。
調査対象となった欧州54都市の中で、大半で好条件の仕事はなかなかないと答えている。ただし、プラハ、コペンハーゲン、ダブリンなどでは70%以上の回答で仕事は見つけやすいと答えている。
リガ市民の間では、回答の31%が全く持って好条件の仕事は見つからないと感じ、18%で難しいと感じているという。一方で24%がそれ程難しくはないと答え、11%で容易に探せると回答している。