フランスの大手銀行ソシエテジェネラル(Societe Generale)が億万長者Vladimir Potanin氏が率いるロスバンク(Rosbank)の主要株買取の為の承認を模索している。
同行では、露中央銀行と連邦独占禁止サービスに対し、既存の保有株式20%を50%強にまで引き上げられるように許可を求めている。
同行は、50%強まで株式取得が出来るオプションを所有しており、08年年末までに権利を行使しなくてはならない。
もしソシエテジェネラルがロスバンクを子会社化することに成功すれば、ロシアに進出している外資系銀行としては最大規模に躍り出ることになり、資産総額は135億ドルを上回ることになる。
ソシエテジェネラルは、ロシアの中級階層とされる3000万から5000万人のマーケットを狙っており、消費拡大するロシアでシェア拡大を目指している。
ロシア鉄道(RZD)がシベリアパイプライン計画の一部であるクルードオイル輸送の為の石油ターミナルに2億ルーブル(800万ドル)を投資する事を2日明らかにした。
同ターミナルは、トランス−バイカル鉄道のSkovorodino駅に東シベリアと太平洋とを結ぶ石油パイプラインのターミナルとして建設される。
シベリアで生産された原油160万バーレル/日を極東まで運ぶ為の石油パイプラインのターミナル基地となるが、原油は、最終的には中国やアジアへ輸出されることが計画されている。
建設計画によると、同ターミナルは年間1億1000万バーレルの原油を扱う計画で、08年第3四半期に完成し、同時にSkovorodino駅の近代化も図ることになっている。
ロシア政府が日本の新幹線に熱烈な興味を示しているという。政府関係者が来週にも高速車両技術について学ぶことを目的として協議を持つ事なっている。
もし上手く協議が纏まれば、この秋にも両国協同で勉強グループが立ち上げられ、新幹線のロシア導入が吟味されることになる。
TNK-BPが課税を逃れるためにオフショアを使ったと追徴課税を受けている。ロシア連邦税務局では、露英TNK-BPが昔ユコスが多用した脱税方法を同じように使っていたとして未払い分の税金の支払いを求めてきた。
税務当局は、2001年に査察に入った際、同社がオフショアで関連会社5社を使って脱税を繰り返していたとして14億ルーブル(約5430万ドル)の追徴課税を課したと明かしている。
この6月13日にチュメニ地区の仲裁裁判所がTNK-BPが請求していた追徴課税の却下請求を却下している。税務当局は2005年8月8日にTNK-BPに対して14億ルーブルの追徴課税を決めており、納税を拒否したTNK-BPに対してモスクワ仲裁裁判所へ審議請求をかけていた。
ロスネフチの非直系企業であるNeft Aktivが旧ユコスが運営していた欧州及び南ロシアのガソリンスタンド網をUnitexから買収することで合意したと発表した。
合意事項では、買収金額は163億2400万ルーブル(約6億3027万ドル)に達し、原油積載ターミナル近郊にある495ものガソリンスタンド網も含まれているという。