ELTAによると、09年1-9月期に昨年同期比で-21.8%の観光客が国内の宿泊施設に滞在したという。
1-9月期にリトアニアに滞在した旅行者数は116万人で、その内53.6%が外国人旅行者であった。
同期間中、EUからの旅行者数は-20%と大幅に減少し、アイルランド、イギリス、ノルウェーといった諸国からは30%を超える減少を記録した。
一方でベラルーシ、チェコからの旅行者は二桁増で、それぞれ23%、11.4%の増加となった。
経済ニュースBBNによると、格付け会社英Fitchが今年エストニアの財政赤字はGDPの4%になるとし、ユーロ導入は見通し時期から先延ばしされるだろうと述べている。
米Bloombergからの問い合わせにFitchはエストニアのユーロ導入は2010年度の財政赤字が2.9%となる見通しで、その後となる2012年年初が最も適した導入時期であると答えている。
同社は、エストニアのユーロ導入にはいくつもの不確定要素が存在しており、この厳しい景気後退により生じたデフレの影響が導入時期に影響を齎すと見ている。
同社によると、ラトビアとリトアニアのユーロ導入時期は2015年になる見通しで、ラトビアの債務は2011年度末で61%にまで上昇するといい、同様にリトアニアのそれは47%にまで上昇する見通し。
Alfa.ltによると、イギリスの格安航空大手Ryanairが来年2月から週に3便、カウナス空港とブリュッセルのシャルルロア空港を結ぶ航路を就航させるという。
欧州最大の格安航空に成長した同社は、週3便、火曜日、木曜日、土曜日に両都市を結ぶ。
計画では、出張客向けの格安ビジネス価格の提供する予定。
経済ニュースBBNによると、不動産大手Arco Varaがウクライナの子会社、Arco Ukraina Valduste、を250ユーロ(3万2500円)で持ち株89.6%を売却したという。
Arco Varaは、子会社売却を赤字を垂れ流すばかりであった同社を売却し、リストラを図ったと説明している。
Arco Ukraina Valduste株を取得したのは元々少数株主であったBagatini Ltdだという。
ELTAによると、来年度の債務残高が記録的水準に達するとDalia Grybauskaite大統領が減給している。
同大統領は、依然リトアニアは収入以上の支出を続けていると述べ、もし我々が今その返済をしないのであれば、次世代がその全てを背負うことになると語った。
同大統領は、予算案にもし以下の条件を付帯するのあれば同案を承認する移行だといい、その条件とは増税しないこと、母子家庭及び身体障害者への助成を減らさないこと、年金受給要綱を予算に盛り込むことなどとなっている。
来年度のリトアニア国家予算は50億リタス(約1915億円)の債務を計上することになり、これは記録的なものになる。この現実に全ての政治家は責任を負うと大統領は述べている。