06年度の売上高上位300社に入り、大企業となったSIA Vunderaだが、実は創業1年にも満たないことが明らかになっている。
日刊紙Neatkariga Rita Avizeによると、SIA Vunderaはオフィス用品を取り扱う企業で、昨年の売上高は4億1300万ラト(約950億円)を計上した一方で、収益は2万8700ラトに留まっている。
現在、同社は既に営業活動を停止しており、詐欺企業の可能性もあると、疑惑の目が向けられている。
同社の社員数は、何と1人で、創業者1人で売上高4億ラト強を達成したことになる。
業界関係者の間では、同社の名前は一切聞いたことはなく、同社の存在そのものが知られていない。
また、業界でシェア1位でも売上高は500万ラト(約11億5000万円)が精々だということもあり、ますますSIA Vunderaの決算内容が疑われている。
国家歳入局によると、同社の企業登録は07年5月に抹消されているという。
07年9月期のラトビアのインフレ率が11.5%を記録し、欧州最高の座を維持したとEurostatが報じている。
ラトビア中央銀行の独自試算によると、9月期のインフレ率は11.4%であった。
この5月に一度は欧州最高のインフレ率の座をハンガリーに譲ったが、それまでの数年間、ラトビアは欧州一の高インフレ率の座を固持してきた。
9月期には、バルト3国は何処も高インフレとなり、隣国エストニアは欧州第2位となる7.5%、そしてリトアニアでも第3位となる7.1%を記録している。
ハンガリーは、6.4%までインフレ率は低下している。
9月期の平均生乳価格が1リットルあたり834.9リタスとなり、24%あまりの値上がりとなった。
8月の生乳価格も14.1%上昇していたことからも、今後、牛乳価格は値上がりする一方となりそうである。生乳価格の値上がりの一方で、購入量は減少しており、9月期の購入総量は1.55%減の14万40トンであった。
1-9月期に購入された生乳総量は、昨年同期比で6.7%増の104万トンとなっている。
IT大手のTEO LT Groupが今年1-9月期に1億2300万リタスの収益を計上し、昨年同期比で23.4%増を記録した。
同社CEOのArunas Siksta氏は、同期の結果は、予想以上であったとコメントし、サービス部門が大きく収益を押し上げたと説明している。
国境なき記者団による報道の自由評価で、エストニアが報道の自由度で世界第3位に評価された。
報道の自由度上位の大半は欧州から選出され、実際に上位20国中、実に18カ国が欧州諸国となった。最上位には、アイスランドとノルウェーが同率となり、次いでエストニアとスロバキアが同3位を分けている。
エストニアは、全対象国169カ国中の第3位となり、世界的にも報道が自由であることをみせる結果となった。
世界の主要国で報道の自由度が低いと評価されたのは、フランスの同31位、イタリア同35位、日本同37位、アメリカ同48位となっている。バルト3国は、エストニアの第3位の他、ラトビア第12位、そしてリトアニアが同23位となっている。
欧州諸国で低評価となったのは、ブルガリア同51位、ポーランド同56位などで、因みにロシアは同144位と下位に沈んでいる。