エストニアの最大カジノであるオリンピック・エンターテイメント(Olympic Entertainment Group)が株式公開、1周年記念を祝っている。
株価は、昨日80.58クローンで引けており、IPO時の36.5クローンから1年でほぼ121%の値上がりとなった。
この9月26にはワルシャワ証券取引所にも株式を公開しており、経営戦略としてバルト3国だけではなく、中東欧にも積極的に進出を進めている。
既に進出している先は、エストニア、ラトビア、リトニア、ベラルーシ、ウクライナ、ルーマニア、ポーランドで、現在、スロバキアに子会社を立ち上げたところである。
リトアニアの中堅最大手銀行Snoras Groupが07年1−9月期の収益が前年同期比−8.8%となる4482万3000リタス(約20億1700万円)に留まったことを発表した。
昨年同期の収益は4915万7000リタス(約22億1200万円)であった。収益減に嫌気して同行の株価は売り圧力にさらされている。
週明けの寄付き株価は5リタス弱であったものが、23日寄り付では4.52リタスまで値下がりしている。
ラトビアの牛乳メーカー等によると、ポーランドやドイツからラトビア産の生乳の購入に興味があるという問合せが殺到しているという。
これまでは、ラトビアの生乳の購入に積極的であったのはリトアニアだけで、今後は大きく輸出先が拡がることになるかもしれない。
ポーランドでは、リトアニア産の牛乳の購入が困難になり始めていることから、新たな購入先の模索先としてラトビアに焦点をあてている。
酪農会社DzintariのAndrejs Karklis代表は、外国企業の入札額は満足のいく価格帯であり、地元の酪農会社はより高額な買取価格を酪農家へ提案出来るようになると歓迎している。
リトアニアの事業雇用者協会が行った市場調査の結果、ショッキングな内容が明らかになっている。リトアニアでビジネスを行うには、汚職、闇経済、そして不動産価格が税金よりも負担となっているという。
同調査では、1800社の中小企業が対象となっており、調査の結果、事業者の過半数がEUからの援助金や市政府などからの支援は考えたことはないといい、事業を行う上で最大の弊害となっているのは、汚職と闇経済の存在だという。
特に建設業と商業で顕著だと指摘されている。
実際、建設業界から調査に答えた企業の半数が、業界には違法取引、不登記製造、窃盗、違法就労、そしてマフィアが絡んだ色々な不法活動が存在していると回答している。
リトアニアの医薬品大手企業Sanitas Groupの07年1−9月期の純利益が2979万リタスを記録した。
約3000万リタスの収益は、実に全年同期比で44倍もの増加となる。しかしながら、9月期単独での収益は18%減の394万リタスに留まっている。
この9ヶ月間での同社の売上高は2億5392万リタスに上り、168.7%増を達成している。