ラトビア商業銀行組合によると、昨年国内の金融機関における住宅ローン残高は44.5%増加した。
07年1年間に融資された住宅ローン残高は14億5000万ラト(約3262億5000万円)で、残高総額は12月末までで47億800万ラト(約1兆593億円)に達している。
住宅ローンシェアトップは13億100万ラト(約2947億5000万円)を融資したハンサバンクで、昨年1年間に33.9%融資残高を伸ばしている。同行の市場シェアは27.6%であった。
次いでシェア第2位にはシェア14.7%のSEB Latvijas Unibankaで、6億9405万ラト(約1561億6125万円)の融資残高を持ち、この1年間で33.8%融資残高を増やしている。
また、シェア第3位には、フィンランドの金融大手Nordea Bankのラトビア法人が昨年融資残高を75.1%も拡大させ、残高は6億5263万ラト(約1468億4175万円)とさせた。シェアも13.7%を確保し、上位3位に食い込んだ。
著名監査法人KPMGによると、エストニアの税制は欧州でもトップ5に入るという。
汎欧州400人の事業家に対して行われた税制調査の結果、エストニアはキプロス、アイルランド、スイス、マルタに次いで第5位に入った。
エストニアの後はフィンランドと続いている。隣国ではラトビアが第16位、そしてリトアニアは17位と評された。
エストニアは税制の簡易度、低税率などで高く評価を受けている。
エストニア人ビジネスマンのRaivo Hein氏が英宇宙航空会社Virgin Galacticの搭乗チケットを予約したことを明らかにした。
Hein氏はcvkeskus.ee、kv.ee、osta.ee 、hydra.eeなどのポータルサイトの創業者としてエストニアでは著名人である。宇宙への旅行には健康条件だけが問われ、チケットも200万クローン(約2040万円)強で購入することが出来るという。
同社のチケットは既に300人ほどが購入したとされ、宇宙への旅が近い将来一般人の手に届くようになることに期待が寄せられている。
Virgin Galacticはイギリス人大富豪リチャードブランソン率いるバージングループの傘下企業の一つである。
裁判所がヴィルニスのバスケットボールクラブLietuvos Rytasが所有する不動産180万リタス(約8280万円)相当を凍結する判断を下している。
地元紙Kauno Dienaによると、同クラブの元コーチであるSharon Drucker氏の請求に基づく措置だという。
Drucker氏は、裁判所に対し、未払い分の給与141万6000リタス(約6514万円)、未払いとなる所得税31万6845リタス(約1457万5000円)、所得税未払いへの金利負担分6万6322リタス(約305万円)及び本来得られた所得への金利分として未払い給与に5%の金利分をのせたものをそれぞれ請求していた。
2006年秋にDrucker氏は辞任させられているが、当時の契約は06年からの2年分が結ばれており、今回の解雇は不当であるとして訴訟を起こしている。
何もかもが値上がりしている最中、多くの外資系企業では未だエストニアでの雇用は低コストで済むと勘違いしているようだ。
地元紙アリパエブによると、ある外資系企業が就業経験2年とする採用条件の職種に7000クローン(約7万円)という給与をオファーしているという。
この企業は旅行会社で、営業及びマーケティングの人材をこの賃金で募集している。
ドイツ・バルト商工会ではドイツの建設資材メーカーKreiselの営業部長を求めているが、月給は1000ユーロまでとされ、同様の職種を求めるエストニア人は最低でも月3000ユーロの賃金を求めていることから、双方に給与の面で大きな相場観の違いが発生している。
人材会社Ariko ReServによると、エストニアでも給与水準はここ数年で急速に上昇している一方で、外国企業では急速な給与の上昇は続かないとして給与水準の引き上げには一線を画す姿勢を取っている。