通信大手のTele2がラトビアを除いてリトアニア、エストニアで顧客増に成功した。
BBNによると、リトアニアでの顧客数はこの1年で4万3000人増加し、エストニアでも3000人増を達成している。一方でラトビアでは6000人の顧客流出となっている。
同社の収益もエストニアで16%の増加となる1億340万リタス(約46億5300万円)となり、リトアニアでも15%増の1億2330万リタス(約55億4850万円)に達し、顧客の流出に苦しんだラトビアでも1億5414万リタス(約69億3630万円)の8%の増を維持した。
タリン証券取引所のAndrus Alber会頭が同取引所を運営するOMXの親会社がナスダック及びドバイ証取となったことで新たな投資家を呼込むことに期待していると述べたとBBNが伝えている。
BBNでは日刊紙エスティパエバレフトの記事を引用し、Alber会頭によると、関係各国の証券監督署が全て今回の取引に合意しており、全ての手続きが順調に進んでいると紹介している。同会頭は全ての手続きは3月中にも完了すると見通しを示唆している。
OMXは北欧(コペンハーゲン、ストックホルム、ヘルシンキ、レイキャビク)及びバルト3国(タリン、リガ、ヴィルニス)で証券取引所を運用している。
リトアニア中央銀行によると、リトアニアの経常赤字が07年度中に127億リタス(約5715億円)に達し、44.6%増となった。
昨年の経常赤字は実にGDPの13.2%に達してしまい、06年度の7.2%を大幅に上回る結果となった。
地元紙アリパエブによると、通信大手のTele2の07年度売上高(監査前)が20%近い上昇になった。
同社の営業利益は6億を超え、6億6300万クローン(約66億円)となり、売上高は20億クローン(約199億円)に達している。同社のToomas Tiivel代表は、契約者数はこの第4四半期単独でも3000人近く増えたと言い、特に売り上げ増を支えたのは携帯電話の販売が順調に推移したことにあるという。
現在、Tele2のエストニア国内の顧客数約50万人に達している。
08年1月期の新車販売台数が前年同月比で17.7%減となった。BBNの伝えたところによると、ラトビア自動車販売組合のデータからこの1月に2191台の新車が販売され、前年同月の2662台から17.7%減少している。
新車販売台数が前年割れしたのは07年11月が初めてで、当時は6.3%減を記録した。12月では前年同月比で21.3%減とここ最近では最も販売台数が前年割れを起している。
ラトビアでは昨年3万2497台を販売し、06年度期比で26.8%の増加した。