国内携帯電話販売トップのEurosetが06年度の販売高が79%増加した46億2000万ドルとなったことを発表した。
同社では、これまでの数年間に販売高を04年度9億6800万ドル、05年度25億8000万ドルと年々販売高をほぼ倍増させてきている。
06年度は計1212万台の携帯電話を販売し、05年度期比で33%増加した。
トヨタ自動車は、06年度のロシア国内での正規代理店経由の乗用車販売台数が60.2%の増加となったことを発表した。
ロシア法人OOO Toyota Motorは、06年度中に10万5754台を販売し、05年度の6万6007台を大幅に上回ったことを明らかにしている。
詳細は、トヨタブランド車種を9万5689台販売し、残りの1万65台はレクサスブランドであった。
車種別では、カローラ3万1222台、カムリ1万8099台、アべンティス1万3140台などとなっている。
大手石油会社ルクオイルが自社株買いを続けている。同社の資本金は2126万4081ルーブル(81万1606ドル)で発行株式数は8億5056万3255株となっている。
これまでは、大株主にはING銀行が64.45%を保有し、その他にはSDK Garant8.7%、UralSib銀行7.12%、シティバンク7.89%、預託精算会社4.6%、国立預託センター3.49%、個人投資家3.22%などとなっていた。
ルクオイルではこれまでにも06年4月25日に自社株買いを実施しており、当時は30億ドルで2006万2008株を買い戻している。
同社の自社株買いは米コノコフィリップスとの合意事項に寄るところが大きく、コノコ社ではルクオイル株を06年度末までに20%にまで引き上げることを目指していた。
Fedun代表によると、同社では実質的に20%強の株式を買い戻しているとし、06年1-9月期だけでも7億8200万ドル相当の株式を買い戻していることに言及している。
市場では、ルクオイルは昨年1.1%分の940万株を取得済みで、08年には3.3%を、その後には最低でも25%近くを買い戻す意向ではと予測している。
ロシアがCIS経済の牽引役となることに期待が寄せられている。急拡大するロシア経済は06年度に6.7%の成長を記録した。
ロシア経済はエネルギー産業や天然資源産業から恩恵に預かる形で経済を拡大させている。天然資源外交を続けるロシアはCIS諸国との貿易額が拡大することで、CIS諸国との関係を強めようとしている。
CIS諸国経済も06年度は7.5%成長を記録し、05年度の6.8%からも順調に景気を拡大させている。
CIS諸国の経済成長は、原油、ガス、鉄鋼などの天然資源などの高騰と世界市場の銀行の低金利、国内経済の拡大などが相まって経済成長が支えられる構造となっている。原油、ガス価格の高騰の中でも、07年度も経済は拡大すると予測されている。
CISの経済成長を支えるロシア経済は、政府予測で6%の中、金融機関からは今年も5.8%成長が予測されている。
07年度中にもロスネフチがロシア最大の石油会社の座に付くことが明らかになっている。
石油産出高国内トップのルクオイルは、昨年9000万トンの原油を生産し、ルクオイルを追うロスネフチは8200万トンを生産した。今年、ロスネフチは、昨年度には売上げ算入していなかったウドムルトネフチ、サハリン-1、そしてユコスから買い取った石油子会社などからの生産高が計上されることで首位に上り詰めると見られている。
上位2社を追うのはウドムルトネフチをロスネフチに売却し7200万トンの生産に留まったTNK-BPや6600万トンの生産高となったスルグトネフチェガスなどとなっている。
最近、買収を積極的に進めているガスプロムでは、ガスプロムネフチ単体で3300万トンの原油生産があり、傘下のスラブネフチと合わせると5900万トンにまで生産高が拡大する。一時ロシア最大の石油会社となったこともある破綻したユコスは2200万トンの生産量にまで減少し、タトネフチの2500万トンをも下回る結果であった。
ロスネフチは、ユガンスクネフチェガスの買収により生産高を伸ばしており、07年年内にもルクオイルを上回る生産量を記録することが予測されている。