LETAによると、大手日刊経済紙などを発行するDiena&Izdevnieciba Dienas Biznessが買収されたが、今後7年をかけて事業の黒字化が図られるという。
同社を買収したRowland家は、新たに立ち上げたBaltic Media Investments Fundを通して買収したが、これはあくまでも第一弾に過ぎず、今後2年以内にバルト3国で最大のマスメディアを構築していくと更なる投資の可能性を匂わせている。
更なる買収先はラトビアに留まらず、リトアニア、エストニアを視野に入れるといい、売りに出されるメディア企業を次々に買収していくものと見られている。
Gild Bankersによると、大手銀行SEB Estoniaの価値が149億クローン(約1281.4億円)も減少し、価値は一時期から最高で79%を失ったという。
ライバルのSwedbankでも銀行価値は560億クローン(約4816億円)も失ったといい、78.8%も価値を無くしている。
同行は08年1月1日の時点で717億クローン(約6166.2億円)の価値があったといい、それが今では152億クローン(約1307.2億円)しかないと大きく価値を消失させている。
収益も07年度には76億クローン(約653.6億円)あったものが、昨年度は28億クローン(約240.8億円)にまで減らしている。
LETAによると、年初から9ヶ月間にラトビアで販売された乗用車数が3179台に留まり、前年同期比で80.2%も大幅減になったとラトビア正規自動車組合(LPAA)が発表した。
この9月の販売台数も240台に過ぎず、今年、最も自動車販売が好調だった月は494台が売れた1月で、一方で最も少なかった月は223台の7月であった。
9ヶ月間で最も売れた自動車メーカーはトヨタで547台を販売したが、昨年同期比では72.03%も減少し、販売不振が顕著となった。
昨年、ラトビアで販売された自動車台数は1万9192台で、07年期比でやはり40.9%も減少していた。
ELTAによると、2社の中国系建設会社がクライペダ・シーポートの港湾拡張計画に強い興味を示しているという。
同港のArturas Drungilasマーケティング部長はChina Road and Bridge CorporationとChina Communications and Construction Companyの
2社が同港への興味を示していると述べている。
同港では、施設の拡張などを計画しており、世界と競合するためには最新設備を整える必要があるとして今計画を進めるつもりだという。
また、計画では、完成までに5000万ユーロ(約66億5000万円)を投ずるという。
LETAによると、リガ地裁がTransporta grupa Rigas Taxiの要請に答え、Janis Naglis氏とBertolt Flick氏が経営するBaltic Taxi Ltd.に対し、清算勧告を行ったという。
Baltic TaxiのJuris Erts部長は、突然の清算勧告に当社としても驚いているとコメントを残し、同社では、競合他社による遠まわしな嫌がらせだとして、タクシー業界の健全化に反対の立場とする何者かによる嫌がらせだと考え、まともな企業を業界から追い出すことを目的とした卑しい行為に違いないとして、何らかの対応をとる意向だという。
同社の株主は、51%がBaltijas aviacijas sistemasで、残りをJanis Naglis氏が所有している。
また、Baltijas aviacijas sistemasの株主は、Bertolt Flick氏が代表を勤めるairBalticとなっている。