リトアニア統計局によると、08年第1四半期の失業者数は7万7500人に上り、失業率は4.9%まで上昇した。
昨年同期では、失業者数は7万9500人で失業率は5%であった。昨年同期比では失業率は改善しているが、この間に景気拡大と景気後退があったことから、失業率は悪化傾向にあると見ていいだろう。
この第1四半期の女性の失業率は、男性の4.6%に対し、5.1%と高い。過去1年間を見ると、女性の失業率には変化はなく、一方で男性では0.4%の改善となっている。
また、同期間中の隣国の失業率は、エストニアが4.2%と低く、ラトビアでは6.5%と高水準であった。
オリンピックメダリストの柔道家Indrek Pertelson氏が経営難に陥った自身が経営するスポーツジム『ありがとう』の建て直しに2週間で新たな投資家を見つけ出すと示唆している。
地元紙Eesti Päevalehtによると、Pertelson氏は、名前の開示は出来ないが、いくつかの投資ファンドとの間で協議を持っているという。
最も投資する可能性が高いと見られているのが、既にヴィルセンター(Viru Centre)内にMyFitnessを経営する北欧のファンドAskemblade
で、その外では投資家Jüri Mõisも投資には前向きだと見られている。
Jüri Mõis氏は、上手く行けは09年にも『ありがとう』を黒字化できると自信を示している。
先週、エストニアガスにガスを止められ温水が使えなくなったことが明らかになった『ありがとう』では、70万クローン(約749万円)の税金も滞納しているという。
この1年でリガ市内の旧ソ連時代に建てられたマンション価格が27.2%も下落したとLETAが報じている。
不動産会社Latioによると、リガでは、この5月のマンション価格は1.2%下落し、1平米875ラッツ(約12万750円)で取引されている。
リガ市内のワンルームマンションの価格は、2万8000ラッツ(約666万4000円)から3万2200ラッツ(約766万4000円)となっており、ツールームマンションでは、3万9900ラッツ(約949万6200円)から4万2000ラッツ(約999万6000円)となっている。
Latioによると、一般的に価格が手頃でロケーションの良い旧ソ連式のマンションは最近建築されたマンションよりも人気が高かったが、最近では人々の嗜好が変わった為に最近建てられた新築へ趣向が移行し始めてきている。
また、リガでは家賃も供給が需要を大きく上回っていることで値下がりの傾向が明らかとなっている。
住宅価格は引き続き下落が続くが取引件数は増加傾向にあり、4月は15%の増加を記録している。
ロイターによると、ラトビア経済は崩壊に向ってはおらず、修正されつつある状態にあるという。
第1四半期のGDP成長率は前期の8%から3.6%へ急落しているが、健全な経済の修正中の最中にあることの証だと大手銀行DNB NordのGuenther Dunkel副総裁は示唆している。
また、大手銀行の一角SEB Bankでは、今年の経済成長率予測を当初の4.5〜5.5%から1.5%〜5.5%と変動幅を大きく広げている。
エストニア統計局によると、GDPが当初発表の0.4%成長から0.1%に修正されている。
Eurostatのデータでは、エストニアの08年第1四半期のGDP成長率はEU加盟諸国中でも最下位に位置し、GDP縮小の流れは、国内需要の減退と輸出の縮小の影響を受けたものとなってい