上場メディア企業Ekspress Gruppが昨年買収したネットポータルDelfiの事業価値を下方修正せざる得なくなっている。
地元紙アリパエブによると、Delfiの事業価値は、今では1億8000万クローン(約19億2600万円)にまで落ちているという。
Ekspress Gruppの決算書では、バランスシート上にはDelfi買収当時の8億3600万クローン(約89億4520万円)が依然計上されているが、実際の事業価値が大きく目減りしていることからこれ以上このままに据え置くことが出来ない状況となっている。
Ekspress GruppのPriit Leito会長は、Delfiは今後2年で売上が30%増加するとして、今、事業価値を下げる必要はないとの強気の発言で市場の声を打ち消すのに躍起となっている。
Baltic Timesによると、リトアニアの大手医薬品メーカーSanitasが買収の標的になる可能性があると報じている。
同社の買収に興味を示していると見られるのがイタリアのRecordatiで、伊社は中東欧でシェア拡大を目指すことを発表しており、Sanitasがポーランドやスロバキアでシェアを持っていることから、買収の標的になるのではとの憶測が飛んでいる。
憶測ではあるが、買収では5億ユーロ(約836億円)の買収額が提示されているとの声も出ている。
同社株は、M&Aの対象となっているとの報道を受けて、これまでに25%弱高騰している。
法廷弁護人が不動産会社Baltic Real Estateが所有する16戸の物件の売却手続きに入っている。
地元紙Eesti Päevalehtによると、全ての不動産はタリンから25キロ強にあるMaarduに位置しており、同社ではこの地をSoosepaという呼称で開発を進めていた。
開発地域では65戸の不動産が区画化され、それぞれ約1000平米で仕切られている。現在までに売れたのは半数に過ぎず、売れ残りが半分もあることから同社は資金難に陥ったと見られている。
法廷弁護人によって売却された不動産にはNordea Bankから5000万クローン(約5億3500万円)の融資が付けられている。
資金難に陥ったと見られる同社には、国税へ500万クローン(約5350万円)の滞納もあるという。
先週には週刊誌Eesti EkspressがMerko傘下のE.L.L. Kinnisvaraも財政難に陥っていると報じており、次から次へと不動産会社の資金不足が表面化してきている。
バルティックタイムズ(Baltic Times)が、リトアニアで一番の大金持ちとしてBronislavas Lubysを資産総額30億リタス(約1449億円)の大富豪として紹介している。
昨年、リトアニア一の大富豪とされたNerijus Numavicius氏は資産総額28億リタス(約1352億4000万円)で今回は順位を1つ落として第2位となった。
MG Balticの株主であるDarius Mockus氏が資産23億リタス(約1110億9000万円)で第3位となり、上位3名は皆20億リタス(約966億円)を超える大富豪となった。
タリン市が駐車料金と違反切符から計4200万クローン(約4億4940万円)の収益を年初からの5ヶ月間で計上している。収益規模は昨年よりも950万クローン(約1億165万円)ほど既に上回っている。
経済ニュースBBNによると、タリンで駐車場を管理するAS Ühisteenusedでは、この5月単独で600万クローン(約6420万円)を徴収したという。
同社は、年初からの5ヶ月間では計3300万クローン(約3億5310万円)を駐車料金を集め、罰金として徴収した160万クローン(約1712万円)をタリン市に支払っている。