不動産アナリストのTõnu Toompark氏が今年住宅価格が12%下落すると示唆している。
経済ニュースBBNによると、同氏の見立てでは、今年不動産価格は12%下落し、06年9月の水準に落ち着くという。
同氏が運営するKV.EEでは、平均住宅価格は1平米1万9492クローン(約21万514円)となっており、売りに出されている住宅は1万5436件から45%増加した2万2409件となっている。
長らく続いた経常赤字が漸く縮小の方向に傾いている。エストニアの08年第1四半期の経常赤字は、過去3年間で最も少ないGDP比13.3%にまで縮小した。
中央銀行によると、エストニアは昨年最大GDP比で23.7%という物凄い経常赤字に見舞われていた。EU加盟以降では05年第4四半期に10.5%という最小を記録している。
LETAによると、国内需要の減退が昨年から始まり、今年もその傾向が続いており、今後も徐々に経常赤字は縮小していく方向にあるという。
08年第1四半期の経常赤字額は79億クローン(約845億3000万円)で、07年第4四半期の105億クローン(約1123億5000万円)から大きく赤字幅を縮小させている。
リガ市内のマンション価格が急激に下落を見せている。
経済ニュースBBNによると、融資が渋っていることで買い手が付かず、マンション価格は下落を辿っているという。
不動産会社 Balstsによると、マンション価格は昨年1年間に20%下落し、他の大手では今年も25%を超える下落を予測している。
リガで不動産のアドバイス業を提供するFidiusのRuusa Hentilä氏は、リガ市の高級住宅地(旧市街や外交施設が立ち並ぶ地域)でも既に25〜30%の価格下落が見られるという。
バスの乗車料金を例え利用者が減少したとしても値上げせざる得ないだろうと地元紙Postimeesが伝えている。
国内最大のバス会社Sebeでは、乗車料金を5〜15%値上げする意向で、同社のオーナーHugo Osula氏は、値上げ分はまだまだ小額に過ぎず、利用者が減少するとは考えていないと述べている。
競合のMK AutobussのMadis Kägo部長は、1年前には1ヶ月の燃料費は36万クローン(約385万円)に過ぎなかったものが、今では70万クローン(約749万円)を優に超えていると燃料費高騰に困惑を隠さない。
食料品から燃料費、そして公共機関にまで値上げの波が押し寄せ始めている今、市民等は真剣に生活防衛を模索しなくてはならなくなりそうだ。
ロシアのカルムイク出身のチェスプレイヤーで大富豪であるKirsan Iljumžinov氏がタリン市内で高層ホテルを建設する為の不動産を探していると地元紙Eesti Päevalehtが伝えている。
国際チェス連盟の代表を務めるIljumžinov氏は、タリンに高層ホテルを建設すると共にバルト3国でチェスを拡げたいとその意気込みを語っている。
同氏は昨夏、タリンとリガを訪れており、タリンではタリン副市長などと、そして、ラトビアでは政府関係者と会合を重ねている。
同氏によると、高層ホテル計画では、ホテルの他、チェス専用ルームなども設置したいとしており、建設には約10億クローン(約107億円)が必要だという。