ロシアのアレクセイ・クドリン財務大臣が今年のインフレ率は8%程度まで低下すると示唆している。
同相は、ドイツのエッセンで開かれていたG8に参加していた10日、今年は8%以下のインフレ率に自信を持っていると言及した。
同相によると、1月のインフレ率が1.7%に留まり、昨年同月の2%を下回ったことを受けて、今年は昨年以下のインフレ率になるとの自信を得たと語っている。
最新の調査によると、ロシアアルミのオーナーOleg Deripaska氏がこれまでロシア人一の大富豪とされた英チェルシーのオーナーRoman Abramovich氏を上回る資産を築いている。
Ekho Moskvyが行った調査でDeripaska氏の資産は212億ドルに達し、Abramovich氏の資産総額210億ドルを上回った。
Deripaska氏の資産は昨年年初の127億ドルからこの1年でほぼ倍増になっており、Abramovich氏も187億ドルから23億ドルも殖やしている。
Deripaska氏の資産増は昨年続いたアルミ価格の高騰が背景にある。
また、両氏に続いて資源大手Interrosの元パートナーであった Mikhail Prokhorov氏とVladimir Potanin氏の2人が142億ドルづつで第3位につけている。Prokhorov氏、Potanin両氏の資産は、これまで67億ドル、66億ドルと試算されてきた。
ロシアの大手銀行の一角を担うアルファ・バンク(Alfa Bank)の06年度収益が前年期比で190%増となる49億7000万ルーブル(1億8833万ドル)となったことを中央銀行が9日発表した。
同行は、1990年創業で国内上位30行に入る大手の一行となっている。
ガスプロムのミレル代表がユコス資産を求めアメリカの大手石油会社が入札に参加する可能性があることを示唆している。
ガスプロムでは、アメリカ企業がユコス資産に強い関心を寄せていることは確かで、アメリカ企業がユコス資産について問い合わせをしてきたことを明らかにした。
今年、ロシアではユコスが保有する200もの資産が売却される予定で、過去最大を誇ったこともあるユコスが破産宣告を受けたことから企業資産がバラバラに解体されることになっている。
過去には、元社長のホドルコフスキー氏が03年にエクソンモービルかシェブロンに資産の一部を売却することを計画していた。
現在、エクソンモービルはロスネフチとサハリン1で協力しており、コノコフィリップスはルクオイル株20%を保有し、シェブロンではガスプロムネフチとジョイントベンチャーなどを組むように米露企業各社は独自に積極的に関係を強化している。
ロシア統計サービスは8日、昨年、国内の平均年金額が15.3%増の2726ルーブル(約203ドル)となったことを発表した。
05年度時の平均年金額は毎月2364ルーブル(約89ドル)であった。