国内第2位の不動産大手Eesti Ehitusが今年上半期の収益が14.8%減の1億1080万クローン(約11億7450万円)にまで減少したと発表した。
タリン証券取引所によると、昨年同期ひは1億2990万クローン(約13億7700万円)の収益を計上していた。
収益減の背景は、過去最高の配当や流動性資産からの収益が思うように上がらなかったことなどが挙げられている。
今年上半期の売上高は昨年同期よりうも23%多い18億7060万クローン(約198億3000万円)であった。
景気悪化を物語るようにカジノ最大手のオリンピックグループが今年上半期の収益が前年同期比で48.4%減の9740万クローン(約10億4220万円)に留まったとタリン証券取引所が発表した。
昨年同期の同社の収益学は1億8900万クローン(約20億2230万円)であった。
今年の事業は、上半期に留まらず下半期も期待薄との見方から、通年を通しても期待を裏切る収益しか上げられないと見られている。
バルティックタイムズによると、先週1週間に3度も詐欺が報告されたという。
1件はヴィルニスから17キロの町に住む83歳の老人が見知らぬ女性に3万9000リタス(約189万円)を騙し取られた。
この老人は持っていた全てのお金をこの女に渡してしまったという。女は通貨全てユーロに交換しなくてはならないと言って老人を騙している。
2件目はクライペダで発生し、1件目同様の金額が騙し取られた。被害者の娘によると、母親が犯罪を犯し、その弁償として3万リタス(約145万5000円)を大至急準備するようにと言われて騙し取られている。
そして3件目はケダイニアイで報告されている。詳細は明かされていないが十台の子供がやはり見知らぬ人に3万9000リタスを騙し取られている。
この所、バルト3国では景気悪化に伴い、頻繁に詐欺被害の報告が上がっている。
バルティックタイムズによると、カウナス熱発電所(Kaunas Thermal Power Plant)がリトアニア・エネルギー価格管理委員会の求めた価格設定に対し、裁判に訴え出ている。
同社はロシアの天然ガス大手ガスプロムの傘下企業で、ヴィルニス地区監督裁判所に新たに求められた価格体系に不服だとして訴訟を起こしたという。
不服内容は、03年にカウナス電力との間に結んだヒーティングエネルギーの購買契約に反する今回の求めに不満を示したものとなっている。
当初の契約では、03年から5年間は価格は維持され、その後は新たに経費などを考慮して計算し直すという内容であった。それがこの6月になって唐突にエネルギー管理委員会から呼び出され、契約になかった要求がなされたと憤慨している。
不動産開発大手のArco Varaが自社株を始めていたが、平均株価8.87クローン(約95円)で自社株買いを順調に終えることが出来た。
タリン証券取引所によると、同社は今回発行株式総数の0.47%にあたる45万株の自社株の買戻しを目指していた。45万株の自社株買いに398万3038クローン(約4261万8500円)を投じた計算になる。
同社はこの7月9日に自社株買いを発表し、自社株買い予算400万クローン(約4280万円)で45万株を買い戻すとしていた。