米ブルームバーグによると、リトアニアの08年第2四半期GDP成長率は国内景気の悪化により過去6年で最低の伸びになるという。
経済成長率は5.3%で、2002年第1四半期以来の低い伸びとなった。
当初、多くのアナリストは、同期のGDP成長率は5.7%を予測していた。
高インフレに苦しみ、且つ経済成長が大幅に減速しており、景気の悪化はまだまだ続くと見られている。
ラトビア国内の広告市場がこの上半期に前年同期比で16%増となる4923万7000ラッツ(約112億5000万円)にまで拡大した。
LETAが報じた所、ラトビア広告組合によると、景気減速が高まる中も広告市場が順調にその売上を伸ばしたという。
期間中、特に広告が伸びたのはインターネット市場で、売上高は56%増加した385万ラッツ(約8億7925万円)となった。
雑誌、テレビ、ラジオなどの広告では、それぞれ22%の売り上げ増を記録しており、テレビ広告の売上高は1779万ラッツ(約40億6500万円)、雑誌広告で828万ラッツ(約18億9200万円)、そしてラジオ広告では527万ラッツ(約12億420万円)を売り上げた。
また、屋外広告では、前年同期比で20%増の499万8000ラッツ(約11億4200万円)の売上を計上している。しかしながら新聞広告では9%増の875万ラッツ(約20億円)の売り上げ増に留まった。
不動産会社Kaanon KinnisvaraのHärmo Haljaste代表が地元紙アリパエブとのインタビューで不動産の購入は株式市場が半年間程度上昇基調になってから考えるべきだと述べている。
Haljaste氏は、投資家Rein Kilk氏が今冬に不動産投資をすれば、1年後には金持ちになれるといった意見は明らかに行き過ぎた楽観論に基いており、不動産市場は流動性資金の回帰と融資条件の緩和が行われなければ回復しないとして、現在、銀行自身が財政を引締めている最中、今後1年でその条件緩和を行うとは到底ありえないとKilk氏の楽観論を一蹴している。
Haljaste氏自身の不動産市場への見通しは、少なくとも2年間は回復し始めるまでに時間がかかると見ている。
エストニア人投資家Rein Kilk氏が今冬に不動産へ投資すれば、いつかリッチになれると不動産投資を推奨している。
地元紙アリパエブによると、同氏は、今後6ヶ月間が勝負時だとして、今、不動産に投資すれば1年後にはお金持ちになっているという。
同様にエストニアの不動産会社ELL Kinnisvaraが今がバルト3国の不動産投資には最も面白い時期だとして、特に首都圏内への投資は将来期待できるとして推奨している。
LETAによると、ラトビアのairBalticが今年上半期に788万ラッツ(約18億円)の赤字を出したという。
昨年、同社では75万1000ラッツ(約1億7160万円)の黒字を計上していた。大株主であるスカンジナビア航空は、airBalticはこれまで新たな就航先を開拓してきたが、なかなか収益増には結び付かなかったと説明している。
上半期の売上高については、9100万ラッツ(約207億9400万円)であった。