大手保険会社ROSNOのブランド価値が4億4460万ドルあるとビジネスコンサルV-Ratioの市場調査で判明した。
昨秋まではIngosstrakhのブランド価値が1億7000万ドルとされ、トップとされていた。
ロシアの連邦資産基金が資本金で国内最大の通信会社ノースウエスト・テレコム株3.337%を売却する。
政府が競売で売却する希望金額は11億2400万ルーブル(約4290万ドル)で、全て公募で行われる。同社は、ロシアの北西連邦区全域で事業を行う免許を得ており、1370万人の人口を網羅している。
国内最大の銀行であるスベルバンクが増資により2520億ルーブル(96億ドル)を調達しようとしている。
Andrei Kazmin代表が新たな投資家等から既に1060億ルーブル分の申し込みがあり、優先株保有者等の権利の行使により1460億ルーブルも確保できていると強気な姿勢を示唆している。
同代表は、権利行使を行うと見られる投資家等が権利行使の中止を行うとはかなが得られないと見ている。
しかしながら、スベルバンク株はこの所の株式市場で下落が続き、公募価格、8万9000ルーブル(3400ドル)を下回ることが度々起こっている。
ドイツ銀行が投資家等はロシア株を買うべきだと買い推奨を示唆している。同行によると、ロシアのエネルギー関連株は既に十分な下値となっており、消費者の支出傾向も発展途上国の中では最速で拡大していることなどから『買い』であるとされている。
同行は、これまでロシア株を買われ過ぎとの見方をしていたが、この所の株価急落でその見方を変更した。同行の見立てでは、今年年内にRTSインデックスは2300ポイントを記録すると見ており、この水準は現在の水準からは30%近い上昇となる。
同行の推奨株はエネルギー関連株の他に国内第4位の報道組織を誇るCTC Mediaと国内最大の携帯電話会社Mobile TeleSystemsなどとなっている。
RTS市場のほぼ半数は石油ガス会社が占めており、その中心は国内最大の石油会社ルクオイルや世界最大の天然ガス会社ガスプロムとなっている。
ロシアで第2位の航空会社S7(Sibir Airline)の株式売却を計画していた連邦資金基金は、株式の競売をキャンセルすることを決定した。キャンセル理由は、投資家から十分な興味を引くことが出来なかったことを上げている。
S7の広報Ilya Novokhatsky氏は、現在、株式市場に発生している市場混迷の中、投資家等からの公募が十分になく時期が悪いとして競売を中止せざる得なかったと説明している。
連邦資産基金の広報Alexander Komarov氏は、S7株25.5%の競売は延期となるが、近い将来に改めて競売時期を探ると示唆している。25.5%の株式は28億8500万ルーブル(約1億1000万ドル)あまりと試算されていた。