Russia : タトネフチ株主が公開(ロシア)
タトネフチの株主が誰なのか多くの疑問がとうとう明らかにされた。検察局はこれまでロシアでパイプライン事業を独占するタトネフチの真の株主が誰であるのかの情報開示を求めてきていた。
今回、モスクワ裁判所が証券会社各社に同社株の凍結を指示したことで真の株主が公表される結果となった。
検察からの情報開示請求は、タトネフチの民営化の際における前タトネフチ役員らによる不法活動により同社が得た不利益などを追求することを表向き目標においていた。
情報開示請求を受けた証券会社各社は、検察からの請求には法的に遵守義務があり、それを実行に移したと述べている。
実際の株主は、議決権のある株式75%を国家が保有しており、議決権のない普通株(配当権付き)を無名の個人株主ら多数が保有していたという結果であった。