Russia : アジア/太平洋地域向け石油ガス輸出、今後は拡大傾向に(ロシア)
産業エネルギー省のフリステンコ大臣が2020年までにロシアからアジア、太平洋地域に対して輸出される石油/ガスが現在の3%から30%、5%から25%へそれぞれ増加することになるという見通しを21世紀ロシアエネルギーフォーラムで3日示唆した。
急激な石油ガスのアジア太平洋向けの輸出拡大は、東シベリアから太平洋に繋ぐパイプラインの完成によるところが大きく、既に建設の第1段階には取り組んでおり、08年暮れには全てが完成することになっている。
新パイプラインの設置により、ロシアからアジア太平洋に向けて輸出される石油は年間8000万トンが予定されており、その内の3000万トンが中国向けになると見られている。
また、天然ガスについては、東シベリアのガス田から年間1500万㎥を15年間に渡って産出することが出来、石油と同じくアジア太平洋地域で急拡大するエネルギー需要を満たすことが期待されている。