Baltic State : 住宅ローンの拡大が通貨統合の足枷に(エストニア)
エストニアの中央銀行Eesti Pankは27日、エストニアの銀行が力を入れている住宅ローンの貸し出しが過剰な規模にまで大きくなっていることでインフレ抑制が上手く機能していないとして通貨統合時期に赤信号が灯っていると警鐘を鳴らした。
現在のエストニア経済の状態では、来年1月1日の通貨統合はインフレ率が問題となり統合を遅らさざるえない状態になっている。
中央銀行によると、エストニアの不動産価格は昨年第4四半期に年率45%の値上がりがあり、インフレに油を注いだと不動産市場の加熱振りに懸念を示している。