Baltic State : 通貨統合時期は2009年までずれ込む(ラトビア)
格付け大手の米Standard & Poor'sは9日、ラトビアのユーロ通貨統合時期が最も早くとも09年が妥当であるといったレポートを発表した。
同社では、ラトビアのインフレ率は、マースリヒト条約が求める水準を当分達成できないと見られ、08年1月1日の統合目標時期を延期せざる得ないと報告している。
06年1月期のラトビアのインフレ率は6.9%を記録し、12ヶ月平均インフレは6.8%まで上昇した。
08年度に通貨統合を実現するためには、07年度秋までにインフレ率を2.6%まで引き下げる必要がある。