Russia : 極東の銀行各行がIPOを目指し、合同合併へ (ロシア)
極東で急成長を遂げつつある銀行各行が、将来の株式公開を目指して合併に向けた動きが活発になっている。
モスクワに本拠を置くExpobankや複数の地方銀行が合併に向けた協議に入っている。新たに合併した際の銀行名をAsian Pacific Bankとして、極東で事業を展開するExpobankの傘下銀行Amurpromstroibankを中心に極東地区の多数の銀行が同計画に参加する動きが出始めている。
Expobankでは、急成長を遂げる極東経済をより牽引するためには強力な金融グループが必要だとし、新金融グループの創生が必要不可避と捕らえており、将来的にロンドンでの株式公開を創設当初から目標に掲げる意向を明らかにしている。
グループの中心となるExpobankは資産高(104億ルーブル)で国内第99位で、傘下のAmurpromstroibankは528位(資産高9億ルーブル)につけている。その他に既に新グループ参加を表明しているKolyma Bankは国内498位(資産高9億ドル)の規模を誇っている。
今回の新銀行創設に傘下を表明している銀行の大半が天然資源を豊富にもつ地域が基盤となる模様で、一部の大株主はイギリス系のPeter Hambro Miningとなっている。