East & Central EU : 伊電力大手Enel,3億ユーロを投資(イタリア−ルーマニア)
イタリアのエネルギーグループEnelが06年度中にルーマニアへ6500万ユーロ、そして別途に今後4年間に渡り総額3億ユーロの投資を行う計画があることを15日明らかにした。
同社では、投資先としてEnelが大株主となっているElectrica BanatおよびElectrica Dobrogeaのインフラ設備と配電網の近代化などに向けるとしている。
また、今後Enelではルーマニアの両社の社名を変更し、Enel傘下企業であることを打ち出すことを予定している。そのほかにもルーマニア政府が計画しているElectrica Muntenia Sud(EMS)の民営化にも興味を示しており、買収を含めルーマニアでの事業を拡大し、将来的にルーマニアの電力市場2割を獲得することを目標としている。
Enelは05年春にElectrica BanatおよびDobrogeaの株式51%を1億1200万ユーロで買収している。