Russia : 露郵便サービス,05年度の収益が73%の減益(ロシア)
ロシアの郵便会社Pochta Rossiiは22日、05年度の収益が73%減少した2億4400万ルーブル(850万ドル)に留まることを発表した。
同社のIgor Syrtsov代表は、今期の減益理由を社員の給与を2倍に引き上げたことや郵便サービスの近代化の為の投資金額が例年の5倍に巨大化したことなどを上げている。
同社の収益の殆どは振込み、家賃、光熱費の支払いなどのサービス部門から計上されており、非郵政事業からの収益が経営を支えたことになる。
また、Syrtsov代表は、05年度の投資額を04年度の6億5000万ルーブル(2270万ドル)から35億ルーブル(1億2200万ドル)まで拡大したと明らかにしており、資金の出所は、自己資金や西側の銀行から融資を受けたとしている。
Syrtsov氏によると、同社の賃金水準はロシアの賃金平均の60%程度に留まっているとして、来年度も賃金水準を30%強引き上げるとしている。