Russia : 外国資本,ロシアの金融業を徐々に侵食(ロシア)
外国資本によるロシアの金融産業に対する投資が05年1-9月期に急激に拡大し始めている。銀行界では、今後もこの流れは継続し、国内の銀行が徐々に外資系に取って代わるといった危機感が漂い始めている。
露銀行業に対する外国人投資家の投下資本は、今年下半期に既に2倍増となったことをロシア中央銀行が23日発表した。この1月には、外資系の金融機関による市場シェアは6.2%程度であったが、第3四半期の終わりには11%に達した。
この流れは、ロシアの銀行システムの改革を促進することになり、預金保険システムや融資認証システムなどの問題点が急速に改善することが期待されている。
現在、ロシアでは131行の銀行が外資の資本参加があり、内40行が完全に外資が傘下においている。