Russia : 平均給与300ドルの水準に (ロシア)
経済省は先週末、6月の平均給与が8655ルーブル(303ドル)の水準に達したことを発表した。給与水準の向上は、この18ヶ月間に1.5倍の上昇を記録した。
2003年12月時点の平均給与は200ドルに過ぎず、また、98年のロシア経済危機の時には平均給与は70ドルの水準まで落ち込んでいた。
給与の拡大は、このところの物価上昇の影響も受けていると考えられている。現在、ロシアの所得格差は、上位10%と下位10%では、ほぼ26倍の差が出ている一方、人口の4分の1が貧困水準以下の生活を余儀なくされている。
また、隣国のウクライナでの平均月収は164.75ドルの水準にあり、ベラルーシのそれは221.5ドルとなっている。東欧諸国との比較では、ハンガリーでは最高平均月給となる771.4ドルを稼いでおり、次いでポーランド729.7ドル、チェコ710.9ドル、エストニア575.4ドル、リトアニア445.5ドルなどと続いている。